新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫) (文春文庫 か 15-7)
- 文藝春秋 (2012年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167590062
感想・レビュー・書評
-
実はこれの単行本を持っているのですが・・・
文庫化したら、
価格が安くなり、挿絵が増え、解説も増えた!
何ですか~!?
ともあれ、今回の「レ・ミゼラブル」の映画化で、
とても役に立ちました(*^_^*)
挿絵の場面が多数出てきて楽しめました♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「レ・ミゼラブル」を観劇するにあたり友人から薦められて読了。
時代背景が説明されていたり挿絵があったりでとても理解しやすく、観劇前の予習にはちょうどよいと感じた。 -
何故、レミゼか?をまとめてみた。別途
-
私はレ・ミゼラブルの原作は読んでいなくて、映画やミュージカルなら知っていると言う程度ですが、この本は楽しめました。その時代の歴史的背景や考え方を解説しているためにレ・ミゼラブルをさらに楽しむことが出来ます。映画やミュージカルではカットされた部分のシーン解説があるのもうれしい。この夏に再度、舞台を観る予定ですが、いい予習となりました。
-
レ・ミゼラブルで描かれているフランスの状況が分かりやすく解説されている。文庫には採用されていなかった挿絵も多くあり、興味深い。
(2015.5) -
1879年に出版されたユーグ版『レ・ミゼラブル』から取った230枚のイラストとともに、『レ・ミゼラブル』のストーリーを紹介しています。
『レ・ミゼラブル』は、主人公ジャン・ヴァルジャンに体現される理想主義的な人類愛の物語であるとともに、貧困と無知が生み出す社会の悲惨を告発する社会小説でもあったという観点から、イラストと文章の両面から、当時のフランス社会の実情と、それに対する作者ユゴーの考えに焦点を当てています。
とにかく多くのイラストが収められているのが魅力ですが、著者の文章もテンポがよく、ストーリーのおもしろさを的確に伝えてくれているように思います。 -
文庫にしては分厚かったけど
挿絵も多いのでサクサク読めます。
ユゴーのレミゼラブルの副読本。
仏文学に多少理解があった方が楽しめるとは思いますが
ミュージカル映画しか見たことなかったけど十分楽しめました。
あれやこれやの裏話。
フランスの歴史の話。
そうかユゴーってそんなすごい(色んな意味で)人だったんだ。笑
ちょっと原作とか他のユゴー作品も漁ってみたくなりました。 -
レ・ミゼラブルの挿絵から106の場面を選び出し、物語の筋書きとともに当時の社会について解説を加えた本。
筆者は前書きにおいて、レ・ミゼラブルの時代における社会的背景を説明することが本書の目的であるというようなことを述べており、
その観点においてはもちろん学ぶところが多いのだが、
レ・ミゼラブルのあらすじを理解する上でも非常に有用である。
むしろ、レ・ミゼラブルを映画やミュージカルでしか知らないという人には後者の役割が果たすところが大きいだろう。
ユゴーが登場人物一人一人にこめた詳細な人物設定を読めば、「レミゼ」観が変わるのではないかと思う。