桜花を見た (文春文庫 う 11-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167640071

感想・レビュー・書評

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  • 遠山左衛門之丞景元が無頼をやってた頃にできた庶民の子が父に会うことだけを願って生きている。という1話目は面白かった。お店のお嬢さん(出戻りだけど)もなかなか粋で奇抜でよいです。2話目の北斎の娘の話もまぁ良いし(いきなり時間がX十年飛ぶのはどうかと思うが)、3話目の若い男に惚れたバツイチ女もまぁまぁ。
    でも、4話目から東北・北海道の話になって、言葉が分からないので読みづらかったです。こういうの、地元の人間には受けるんでしょうね。と思った。地元の内情にも詳しくないから余計にわからん・・・。私には受け付けられなかった。

  • 実在の人物を題材にした五篇の中篇集。
    日本橋「いせ辰」の手代、英助には誰にも言えない秘密がある。
    それは北町奉行、遠山左衛門尉景元の落し胤ということ…。
    表題作ほか、葛飾北斎の娘応為、
    蛎崎波響に材をとった「酔いもせず」「夷酋列像」など、
    充実の傑作中篇集

  • 出張で読破。蝦夷ネタよりは,最初の金さん,北斎ネタのほうがおもしろい。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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