- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167659035
作品紹介・あらすじ
1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは-。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
感想・レビュー・書評
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山登りの物語として、すがすがしさは あるものの、新聞記者、新聞社 のことを考えればほぼおもしろく ないと思せてしまう。ダラダラと 失敗が続くのだ。
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主人公の仕事へのモチベがレベチ、アツい話だった。
小さい頃にテレビの特集で日航の事件見て、それから飛行機のように自分の意思で脱出できない乗り物に乗るのがめちゃ怖くなったな、、 -
実際記者だった作者のリアルな視点の面白さ。
販売、広告、印刷、カメラ、記者、編集、部長、現場、社長、専務、読者、同期、事故。
事故の悲惨や詳報をまさに新聞を通して読んでいるようだった。
こんなに社内の調整が多すぎる新聞は大変だなぁと。ふとした瞬間に大事なことに気付かされて、純粋な新聞を作りたいと原点に立ち返る姿カッコよい。
親と子、夫婦。
小さな命と大きな命。
クライマーズ・ハイ。
タイトル絶妙。
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力強いプロローグから鷲掴み! 人生、仕事における選択で正しい道を選べるか? 自分にとっての正しい道の基準とは? 道を進む中で恐怖を忘れ、変な方向に突き進んでいないか? 問いを突きつけられる名作!
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主人公の心の動きや、新聞社内のゴタゴタがささっと読んだので、ちょっと掴みにくかった感じです。
親子関係は皆、悩みながらかなあと。 -
仕事に対するモチベーションが熱い!
日航ジャンボ機墜落事故をモチーフに記者の壮絶なスクープのせめぎ合い。目が離せない位のめり込めた。漢としてのプライド,自身も仕事に対する物を此の小説と向きあってクライマーズ・ハイを突き詰めてみようと思う。 -
読み進めていく中、引き込まれました。
日航ジャンボ機墜落事故のリアル感もそうですが、人間模様、絆、生き様。傑作!