ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 448
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167671037

感想・レビュー・書評

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  • 解説:田丸公美子

  • ロシア語会議通訳で作家。犬猫大好きで、モスクワで人目見て気に入った猫を買ってしまうぐらい。犬猫好きにはたまらない本です。

  • ひたすら待つワンちゃん猫ちゃんについて語られる一冊。しかし、随所によりユーモアが盛り込まれており隙がない、引き込まれてしまう

  • 著者が愛猫、愛犬に注ぐ有り余る愛情が伝わってくる、秀逸なエッセー。動物同士の警戒や嫉妬、母性愛や父性愛、恋愛感情を、鋭い観察眼できめ細かく描写している。グイグイ引き込まれて一気に読んだ。星五つ。

  • 2017年10月19日-->高橋

  • 2016年4月30日購入。

  • 20170125読了
    2005年出版。ペットとの日常を綴ったエッセイ集。猫が4匹、犬が2匹。人間は認知症の母親と家政婦、著者の3人。出張先のモスクワから仔猫2匹を連れ帰るほど、捨て犬や捨て猫には不思議なほど出会うのに、ヒトのオスは最後まで登場しない。●P224 猫と話ができる全ロシア愛猫家協会会長のニーナさん。

  • ヒトのオスに対する辛辣なエッセイかと思って手にしたのだが、全編、ご自分が飼われた犬と猫に関する、物語のようなエッセイ。
    ペットには全く興味ないが、早く先を読みたくなるような本だった。

  • 愛猫、愛犬の生い立ちや、それを通して語られる人々との出会いが、作者のユーモアたっぷりな語り口で進んでいく。
    肩肘張らずに楽しく読める。
    作者の急逝が悔やまれる。
    あの猫たちや犬たちはどうしたのだろうか?

  • ロシア語通訳者で才色兼備の万里さんと、犬猫たちのドラマチックすぎる日々。
    最後の方は、内田百閒の『ノラや』を思い出しました。
    犬猫たちのキャラクター描写が素晴しい。
    そして、行くたびに病院名が変わる獣医の荒川先生もいいキャラクター。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。作家。在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学卒、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語会議通訳、ロシア語通訳協会会長として活躍。『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)ほか著書多数。2006年5月、逝去。

「2016年 『米原万里ベストエッセイII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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