- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167672034
感想・レビュー・書評
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好きな作家だけど、本作は読んでいて辛かった。読み手の精神状態によって評価は分かれるんではないだろうか。この作品。
全体的に乾いている。人間の嫌な部分だけが次々と語られている。
良かったのは最後の1ページだけだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族の闇を描いたのだろうけど、どの人も嫌なものを胸に抱えていて読んでいてとても暗くなる。誰にも共感できず嫌悪感すら覚え、これなら途中でやめるべきだったとひたすら後悔。かなり最悪だった。
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それぞれの視点から家族を観ている。すると、色々面倒なことが、自分も含めてわかってくるが、家族という、ひとくくりの絆がまるめてくれている。しかし、何の物語か、ようわからん。
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こんな高校生いねぇよ。こんな中学生いねぇよ。こんな女いねぇよ。と思いました。両親と祖母だけは実在しそうでしたが・・・。いかんせん「小説」感が強すぎて私はだめでした。
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登場人物全員に対して共感できる要素なし。いくらなんでも考え方が極端に寄ってないかい?それとも相性がまったくあわなかっただけか?。
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いやー、本当、陰鬱。心が荒む。視点が変わるのものの、真相は闇のままだったり、解決してなかったり。なんだかんだ引き込まれてしまったけれど。
長野まゆみの「団地でくらそう」のイメージが、どちらかといえばこの内容。
2015.08.06 -
何事も隠さない・・・と言いながら秘密ばかりの家族。笑っているけどお腹の中では何を思っているのか分かったものじゃない、と溜め息が出ました。家族仲が良いって本当に紙一重なんですよね、もちろんそうじゃないご家庭も多くあるのでしょうけど。それにしてもこの家族は夫が最悪すぎました。計算ずくの妊娠→結婚だったのだろうけど、それでもここまでヘラヘラ出来るものか、と夫の部分を読むと虫唾が走りました。誰もが可哀相、でもこれも本当の家族の形なんだと思います。思う所があって手に取ったので嫌悪も納得も倍増でした。
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ぼんやり終わってしまったという印象。表の家族と裏の家族。それぞれの登場人物が語る章で明らかになっていく様子が面白いのですが、家族って無理矢理作ろうものなのかなと考えてしまった。
展開に期待し過ぎてしまったかもしれない。