ドローンズ・クラブの英傑伝 (文春文庫 ウ 22-3)

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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705954

感想・レビュー・書評

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  • ウッドハウスはやっぱり面白い。
    読みながら声をあげて笑ってしまいました。
    人は完璧じゃなくて欠点をたくさんもっているもの、でもそこが人の魅力でもあるんですね。

  • イギリスのユーモア小説短編集。陽気でさくっと読めて、オチがつく。ミステリ要素はないが、アガサ・クリスティと少し似た雰囲気を感じるのは、国と時代のせいか。

  • ブリティッシュジョークを理解できる博識さがほしい。

  • バーティ・ウースターや、悪友のビンゴも集うロンドンの名門クラブ
    「ドローンズ・(のらくら)クラブ」は、英国中のお気楽紳士たちで今夜も満員。
    さて、そこではいったい何をやっているのだろう...?

    ちょっと覗いてみると...

    「ところで〇〇君、ミスター・△▽の※□な話は知ってるかい?」
    「いや、知らないなぁ....。」
    「おや、君が知らないなんて。いや..それが...実はね......」と始まり
    なにやら楽しそう。

    英国紳士もメンバーたちの噂話とくれば、それはそれはお好きなご様子。
    愉快な英傑伝は尽きそうにありません。まるで落語のお噺のような
    軽妙な掛け合いが小気味よく続きます。

    ・アメイジング・ハット・ミステリー
    ・すべてのネコにさようなら
    ・タッズリーからの脱出
    ・ビンゴのペキ騒動
    ・フレディとウーフィーのプロレス同盟

    もうね、にやにやクスクスが止まらない...
    それどころか大爆笑に発展します。(笑)

    シリーズ中の主人公である、バーティと従僕ジーヴズの二人は
    残念ながらこのたびは登場しないのですけれど、初登場?のフレディがね
    もう笑わせる笑わせる。^^ドジっぷりサイコー! 愉快愉快です♪

    ビンゴは少し落ち着いた?って感じがしないでもないのだけれど
    ドジっぷりに関してだけはやっぱり相変わらずでした。

    しかしながらベイビーったら...どんだけブサイクなのかしら??(笑)

  • 「ドローン・ズクラブ」に集う有閑紳士達の騒動の顛末記を、上質なユーモアで仕上げた短編集。

    ウッドハウス独特の表現や言い回しが楽しかった。軽妙な和訳も、読みやすい。

    収録作品
    「アメイジング・ハット・ミステリー」
    「すべてのネコにさようなら」
    「スティッファム家のツキ」
    「タッズリーからの脱出」
    「ビンゴのペキ騒動」
    「仮面の吟遊詩人」
    「編集長は本件を深く遺憾とし……」
    「溶鉱炉の試練」
    「コージーコット荘の混迷事件」
    「フレディとウーフィーのプロレス同盟」
    「脂肪の塊」
    「アルジーにお任せ」
    「マック亭のロマンス」

  • いずれもコミカルにまとまった短編集だし、毎回数ポンドに悩み金策に走るビンゴ(いつの間にか子供が生まれたらしい)の姿が番外編っぽくて楽しいが、ジーヴズ・シリーズの後だとちょっと物足りない。

  •  軽快洒脱。
     作者は1881年生まれ。翻訳者もユーモア小説にありがちな力みすぎがなく読者のユーモア感性にまかせる感じで、読み手も力が入らない。
     イギリスのユーモアのベクトルってこういった書き手の下地が大きかったのかなぁと感じます。くどいけど期待を裏切らない、でもやはりくどいと思わせながらの進行も面白い。

  • ジーヴスは出てこないけど面白かった。
    仕事の合間を縫って少しずつ読んだけど、短編なのでいい息抜きをさせてもらったって感じ。

  • 若い紳士とは、愛すべき阿呆のことなのかもしれない。
    でもドローンズ・クラブの面々は年をとっても愛すべき阿呆のままなんだろうな。

  • どの話もコミカルで笑えたけれど、特に面白かったのが『タッズリーからの脱出』。フレディの愛すべき馬鹿っぷりが秀逸。

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