太陽がイッパイいっぱい (文春文庫 み 31-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167719012

感想・レビュー・書評

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  • 小難しいことは考えず、自分に正直にシンプル生きようとするガテン系の主人公たちを描いた小説。

    自分も建設業に携わっていますが、
    作業員さんたちってのは当たらずとも遠からず
    思想的に非常にシンプルで、
    みんないっぱいイッパイでなんだと思います。

    描写がいきいきとしていて、パワーをもらいました。

  • 関西ガテン系小説。
    三羽センセのデブュー作だそうです。

    終始テンポがよく、明るくあっけらかんとしてます。
    バイオレンスやシリアスな場面もあるのですが、基本明るく楽しく(?)描かれていて、とても読みやすかったです。

  • 貸してくれた本で、自分ではなかなな手を出さないジャンル。キツイ関西弁も露骨な下ネタも、くすりと笑える描写もあってテンポ良くおもしろく読めた。この作家さんの他の作品読みたくなりました。ありがとう!貸してくれたひと!

  • この人の本は初めて読んだけど、面白かった。浪花ガテン系青春小説。自分探ししてる主人公よりも、脇役・カンの魅力に溢れる一冊だった。チーマー(?)のボスとの対決辺りから俄然盛り上がる感じ。

  • 武骨で熱い。若者のギラギラした感じがヒリヒリ感じられ心地よい。

  • ニートニートニートで知った
    三輪省吾のデビュー作
    若い頃の憤りや勢いを
    思い出させる
    熱く面白い話だった

    ニートニートニートに出て来た
    あいつが出てたりして
    良い感じの作品

  • 汗を流して飯を食う!シンプルな生活にリアルを見つけた大学生のモラトリアムな一年半。

  • ギャグっぽい小説かと思ったら違った…。それはそれで意外と面白い。立ち飲み屋と定食屋を軸に汗して恋して飲んで悩む。ただ大企業への就職云々では消化不良気味。理屈っぽいんだかなんだかもやもや。

  • ガテン系ってこんな感じなんじゃないかな~
    ちょっと下トークを交えているけれど結構面白かったかな~。

  • 猛烈にビールが飲みたくなる。体を動かしたくなる。

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著者プロフィール

1968年岡山県生まれ。2002年、第8回小説新潮長篇新人賞を受賞した『太陽がイッパイいっぱい』でデビュー。06年『厭世フレーバー』で第27回吉川英治文学新人賞候補、09年『太陽がイッパイいっぱい』で第5回酒飲み書店員大賞受賞。12年『Junk 毒にもなれない裏通りの小悪党』で第33回吉川英治文学新人賞候補。『ニート・ニート・ニート』は18年に映画化された。他の著書に『イレギュラー』『タチコギ』『Y.M.G.A 暴動有資格者』『路地裏ビルヂング』『ヘダップ』『俺達の日常にはバッセンが足りない』などがある。

「2021年 『共犯者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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