燦 2 光の刃 (文春文庫 あ 43-6)

  • 文藝春秋
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167722067

作品紹介・あらすじ

江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが-。少年たちが江戸を奔走する、文庫オリジナルシリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 燦も伊月も、何かしら達人の域なのになんか若さを感じるのが良い。作品全体も黒いようでそこまで闇を感じない。弥勒シリーズの闇があるようでない。

    2023.6.5
    93

  • 第二弾
    兄と死とともに世継ぎとなり江戸に移った圭寿と伊月、そして後を追って燦も
    藩内の不穏な動きを探っていくが、圭寿が襲われる、背後にあるのは闇の一族?

  • 現身は今に縛られるけれど、心はいとも容易く時を遡っていける。

    あさのあつこさんのこういう表現がすごく好きです。

    第二弾もページ数が少なめで、サクサク読めます。

    ストーリー自体は先が読めそうな感じですが、それでも引き込まれます。

  •  シリーズ第2弾の舞台は江戸。
     伊月は世継ぎが決まった圭寿とともに江戸の大名屋敷住まい。そんな折、圭寿から頼まれごとをされ、単身江戸の町へ。伊月の知らぬところで、やや不穏な動きが。そして、町からの帰り道に掏摸に出くわし、ひょんなことから燦とも再会する。
    屋敷に帰り着いた伊月のもとに、圭寿暗殺の動きがあるとの知らせが。そして、それを知らせた者は闇夜で何者かに斬られ…。時を同じくして伊月の財布をすった子どもが惨殺され、その場に燦も出くわし…。
     闇夜で蠢く何らかの陰謀、そして闇夜を切り裂く一閃の光。激動の始まりを告げる第2巻。

  • 江戸での生活がはじまった。
    伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。
    一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。
    その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。
    さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが。
    文庫オリジナルシリーズ第二弾!
    (背表紙より)

    第二巻は、背表紙よりさらに本のあつみが薄かったです…。

    時代小説って、ちゃんと読むと早々に終わらず、読み進めるのに結構時間がかかるのですが、
    この薄さなので、さくさくと進みます。

    事件も、絡み合って発生し、さあどうなる!?
    というところで当然、終わっています。
    物語の伏線は…詰め込めきれたのでしょうか。

    でも、キャラクターが作り込まれていることと、話の流れが良いので、とても初心者向きの時代小説なのですが、
    (時代小説のみならず、たまに登場して名前が出たところで、誰だっけ?という事態になることが多々あるので。
    今のところ、この小説にはそれがないです。)

    それにしても。
    一冊の読みごたえがないので、割高感が否めない。
    それと、心の内側を描きすぎているところが、どうにも馴染めない感じです。

    手法においては、これは好みの問題なので、聞き流していただいて良い部分です。

    私も、つまらないのではなく、話は面白いと思えるので、途中でもういいやという感じにはならず、最後まで読みたいと思っています。

  • ワクワク感はさらに増してきた。

  • 思ったより動いた!
    のと、伏線の嵐で続きが気になる気になる…

  • 続きが読みたい!なんといっても登場人物の誰もが親しみが持てて、読んでいて快い。

  • 43/264

  • 数奇な運命をたどって、圭寿とともに江戸にやってきた伊月。そして祖父の遺言どおり江戸へとやってきていた燦と再び出会う。
    そんな二人のぐるりを、黒くて深い闇がじわじわと蝕んでくるかのような不気味さが漂いはじめる。

    伊月と同じく、この出来事のワケがわからないし、
    登場人物も増えてきて、物語の厚みが出てきて、続きが楽しみだ。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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