火群のごとく (文春文庫 あ 43-12)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167722128

作品紹介・あらすじ

少年の凜々しい一瞬を切り取る青春時代小説兄を殺された林弥。剣の稽古の日々を送るが、家老の息子・透馬と出会い、政争と陰謀に巻き込まれる。少年の友情と成長を描く傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 林弥、透馬、和次郎、源吾それぞれ真っ直ぐで個性ある若者たちの成長物語。「蝉しぐれ」に似てたって良いじゃないか。引き続き「飛雲のごとく」に突入。

  • 剣に心を奪われる林弥の子どもっぽさの残る心情と複雑な現実の中で知らず知らず成長していく姿が読んでいて楽しかったです。最後少し駆け足のように感じましたが、続編があることを知り、近いうちに読もうと思います。

  • 一人にしてくれたのか。一人になって気づいた。
    「鮮やか」のことを「鮮鮮と」という表現があるのか。

  • 2015/6/9
    途中まで読んで結構長期間ほったらかし。
    なんかねーあんまりねー
    どっかで聞いたことあるエピソードが寄せ集められてきた感じ。
    簡単に人が死んだり裏切り者だったりするから安心して入り込めず、それをぶち破るほど魅力的な人もおらず、なんか中途半端。
    ご褒美ないのに罰ばっかり与えられた印象。

  • あさのあつこの時代小説、久々に読んだ。背景や設定が違っても、少年の描写の上手さはどの作品でも変わらない。

    少年の間は身分や家柄にとらわれずにいられても、いずれ別々の道に進んでいく。揺れ動く林弥の感性が瑞々しいと思った。ラストは衝撃。やるせない気持ちになったけど、読後感は悪くない。

  • 【少年の凜々しい一瞬を切り取る青春時代小説】兄を殺された林弥。剣の稽古の日々を送るが、家老の息子・透馬と出会い、政争と陰謀に巻き込まれる。少年の友情と成長を描く傑作。

  • 少年剣士の友情と成長。

    あさのあつこ版蝉しぐれ? 全体的な印象は蝉しぐれだけど、話の筋はあまり近くなく、構成要素だけ。才能を見出されている剣士だったり、二人の友人だったり、お家騒動に巻き込まれていたり、誰が黒幕かわからないところだったり。でも林弥に透馬がいるのが、アクセントになっている。

    青春のひと時で話は終わっているから、この先が『蝉しぐれ』的展開になるのかと言われても困るけど。叶わぬ想いを抱き続けて、それをいつか昇華するというのなら、『蝉しぐれ』展開といえるかな……?

    あさのあつこは、「今」しか語らない。彼らの将来を、藤沢周平を頼りに思い描いてみたり。

  • ……コメントは控えます

  • 2013.09

  • 青春満載!でも、ちょっぴり稚拙かな?

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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