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- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167744021
感想・レビュー・書評
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「あっしは十手扱いの手伝いをしておりやすが、人はみな同じと思います。商人も辻芸の者も変わりはありませんや」と下っ引きの巳之次郎が言う。人の命が軽くなって来てる今、この作品に出会えて良かった。
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読み始めてすぐに「しまった。前に読んだ事がある」と思ったら、違っていました。前に読んだのは「夏の椿」。これはその続編に当たります。同じシリーズなので似てるのは当然なのですが。
上に書いてるあらすじを見ると、なにやらチャンバラ系のようにも見えます。また私の好みから言えば、捕り物要素が強すぎますが、本格的で重厚な時代小説です。
もっとも重厚すぎると言うか、重苦しい雰囲気が強すぎる気もしますが、これは北さんの持ち味なのかもしれません。
力のある作家の本格時代小説です。
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