東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編 (文春文庫 き 30-1)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167753535

感想・レビュー・書評

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  • もぐりたい授業いっぱいやってくださいよじょうちさん!

  • ジャズとはなんぞや?

    全10回の講義でジャズ史を駆け抜ける。

    とくに50~70年代に重点を置きつつ、その周辺のスウィング・ジャズやファンクにも触れていく。

    バークリーメソッドが開発され、コードで音を奏でるようになってから圧倒的に演奏者のFeelingが曲に活かされるようになり、ジャズのジャンルも幅を広げていく。このコード進行がジャズをゲーム化することでバトルを作り出し、やがてはストリートダンスへと繋がっていくのである。

    規律に縛られない即興の妙味、これこそジャズのおもしろさだと僕は思う。譜面になにもかも記載せず、最低限のルールを書き込む。あとは自分の好きなように音を奏でる。遊び心いっぱいの音楽がそこにはある。

    Jazz史の立役者といっても過言ではないパーカー、コルトレーン、マイルス。あらためて彼らの偉大さを知らされた。

    いうまでもないが読んでいるとジャズを聴きたくなってくる。

    CDもかなり紹介されているので、参考にしてみたら自分のJazzの世界がまた広がるのではないだろうか?

    書を捨て、ジャズ喫茶に行こう

  • 2009年115冊

  • 2009/8/20購入

  • こちらは歴史編ということで、キーワード編より読みやすい。ジャズ史の語り部、菊地成孔&大谷能生。

  • 二冊ともそろえるべし。

  • 2009年6月2日購入

  • たぶん全容の3割くらいしか理解できていない。それでもこれからジャズに(少しは)ちゃんと対峙できそうな気がしてしまう。
    語りのいやらしさもうまく抑えられてて読みやすいです。

  • ジャズの歴史を読み換えるというエンターテイメント性溢れる講義。その辺りに疎い私でもドキドキしたのだから玄人の方なんてウィットに富んだエレガントな彼らの話など面白くて仕方ないだろう。

  • 全ての歴史は偽史である、とかはじめに書いてあって、さもありなん。と思いつつ読みすすめていくと、我々はこちらの立場に立つ、という書き方を見かけ、そこで大学の講義を思い出す。など他にもいろいろ考える。

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著者プロフィール

ジャズ・ミュージシャン/文筆業。

「2016年 『ロバート・グラスパーをきっかけに考える、“今ジャズ”の構造分析と批評(への批評)とディスクガイド(仮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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