- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167754082
作品紹介・あらすじ
つくも茄子は天下壺でござるたった一つの小壺の行方が天下を動かす! 信長、秀吉、家康と持ち主の運命を左右する器の物語を始め、著者初めての歴史短編集。
感想・レビュー・書評
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藤吉郎放浪記
安土城の幽霊
つくもなす物語
秀吉の出自が実は、とか。
家康はグズでしつこいとか。
相変わらず、加藤さんの解釈が面白くて読み出したら止まらない。
ただ、信長は嫌いなのかな。秀吉にはあっさりと手玉にとられ、幽霊には取り憑かれるし、家臣の気持ちは汲めず謀反を起こされている。
それはそれで面白いんだけど。
つくもなすは足利義満が明から手に入れた正体不明の壺にまつわるお話。
「信長の棺」にちょっと絡んだ数奇な壺。足利から山名へ、織田へ、そして。
その最後には寂しいような気持ちにさえなるなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3話とも全部面白かったです✨タイトルの安土城の幽霊は、まさかの忍びの術…1話目で秀吉も意外な技を披露していましたし、3話目の天下壷なんて…ですし、ファンタジーがパラパラとありましたが、それ含めて◎でした。そして改めて、戦国時代(の話)は面白い
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最後のつくもなす物語、どこまで事実かわからないが、元資料が知りたい
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信長の棺異聞録とあったが、少しイメージしているのと違った。ただ、各短編自体は面白い
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20200731
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2回目読んだらしい。あっという間に読んだ。普通の歴史物とは違った視点から描かれていて面白い。
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戦国時代、秀吉、信長、家康にかかわる3編の短編集、正に異聞録。小説の醍醐味でもある。
藤吉郎放浪記は、豊臣秀吉の出自を巡り、本当はどうなのか知る由もないが、山の民として、人生を切り開くのは、面白く、よくわかる。
つくもなす物語は、天下壺として、天下人を渡り歩き、現在は、東京世田谷の美術館に、天下人の手を離れ、ひっそりと収まっているのが面白い。
安土城の幽霊。信康の死については、異論もあるが、信長については、数多くの幽霊に取り憑かれたのは、本当なのかなと思ってしまいます。 -
秀吉の若い頃の話など短編集。秀吉は身分が低いところから天下人へと上り詰めたのは有名だが、それってやはりすごいなと感心した。今の政治家だってなかなか貧乏人の子は総理大臣にはなれないものだし。そう考えるとすごい。