キャプテン・アメリカはなぜ死んだか (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801632

作品紹介・あらすじ

エキセントリックなセレブや奇人が絶えることなく出現し、コミックのヒーローの死にすら政治状況が反映され、宗教が科学をも否定する…。そんな「新聞やテレビが報道しない」おかしなアメリカの実像がここに!広すぎ、深すぎ、奇妙すぎるこの超大国を、映画、TV、政治経済、音楽など様々な面から切り取った刺激的コラム集。

感想・レビュー・書評

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  • キャプテン・アメリカはなぜ死んだか
    超大国の悪夢と夢
    著:町山 智浩
    文春文庫 ま-28-1

    アメリカというか、品がないというか、下ネタ満載とか

    内容は以下です。

    宝くじに当たった人々の悲劇
    北朝鮮へ亡命した米兵の招待
    異常な億万長者の所業
    大富豪からの転落
    別々に育った双子の行く末
    不倫、ゲイ
    アル中、ヤク中の女優の人生

    凶悪犯
    洗脳
    人種差別
    自殺者
    一夫多妻制
    妻殺し
    美人教師と生徒とのセックス
    レイプ、殺人

    ブログ失業
    お笑いテロ
    変態
    童貞男と詐欺師
    ウィキペディアの実態
    4歳児のらくがきアートの価値

    破天荒なミュージシャン
    ウソで固められた、ベストセラーの自叙伝

    等々

    目次
    1 Living in America
    2 American Nightmare
    3 Taking Care of Business
    4 Rock in The USA
    5 Culture Wars
    6 Boob Tube
    7 Celebrity Meltdown
    8 Nippon Daisuki!
    9 American Dreamers

    ISBN:9784167801632
    出版社:文藝春秋
    判型:文庫
    ページ数:464ページ
    定価:800円(本体)
    発行年月日:2011年12月
    発売日:2011年12月10日第1刷

  • 厳格なアーミッシュの若者が、聖なる生活を選ぶ前に俗世の快楽を体験する通過儀礼「ラムシュブリンガ」とは何か?大ヒット漫画「ピーナッツ」のキャラクターは、作者の憧れの女性や鬼嫁?中世ヨーロッパを再現する祭り「ルネッサンス・フェア」は、「コスプレ萌え」の走り?マインド・コントロール研究の現在。デヴィッド・リンチ監督の映画「ロスト・ハイウェイ」の元ネタは、O.J.シンプソン事件!ヴァージニア州工科大学襲撃犯の憂鬱とは?オリバー・ストーン監督が制作した映画で描かれた、ジョージ・ブッシュとニクソンの実像とは?
    などなど、新聞やテレビが報道しないおかしなアメリカの実像やエキセントリックなセレブや奇人やエキセントリックな実話を紹介したコラム集。

  • 日本が目指すべき指標とされるアメリカの一面が描かれる
    Mムーアといい何でこんな社会に負ける?

  • アメリカという幻想…(^^ゞ世界の今この時を知れる本。

  • 外国について言うとき欧米ではというのはやめよう。
    これで見る限りアメリカはアメリカでアメリカだ。
    なんのことなわからない方はぜひ読んでください。
    世界はかくも複雑です。

  • 2019/11/3購入
    2019/12/5読了

  • ラジオに出てきていた時代から知っている人。
    実に鋭い切れ口を持っていて
    スカッとする一方で
    これでは大人の事情で出版社が
    出したがらないのもうなずけます。

    だけれどもアメリカはそういう人が多い一方で
    クレイジーな人もそりゃあたくさんいます。
    レーティングだってそうだからね。
    Fワード2回でR指定いぇーいですので
    まあ相当レベルです。

    それに反抗して作った作品は
    あることをして判定する人を暴いたために
    最高レベルのレーティングがついたそうね。
    日本も大概だけどアメリカも大概よ。
    まあどの国だってそういうことはあるという証拠。

    何気に番組関連は
    すごくクレイジーだけど学ぶことは多いよね。
    ただ言葉はきたないけど
    マセガキは確実にいるので閲覧注意。

  • 週刊現代で連載されていたアメリカ関連コラムを集めた一冊。いやはや良くも悪くも、アメリカってスゲー。

  • 新書文庫

  • 面白い。短い話で構成されていて読みやすいし。解説の方も狂信者って感じじゃなくて好感が持てる。樋口毅宏さんね小説読もうかな。ただこういうやつは信頼できねーのよな。別に町山智浩の人格とか経歴とか考えたら実際住んでるわけでもあるし、全部ほんとの話なんだろうけど、自分から遠い場所の話であればあるほど猜疑心が増してしまうのは許してもらいたい。嘘だろって思うような話ばかりだしね。

  • 面白い。アメリカ人のアホさと奥深さが政治・経済・カルチャー全ての側面から読みやすいエッセイとして描かれている。

  • このコラム、タイムリーに読みたい

  • こんなアメリカや、あんなアメリカといったアメリカン・コラム集。驚くばかりに多様な今のアメリカの姿が活写されている。これを読むと、アメリカ人というのは変な存在に見えるが、アメリカ人がこんな風に相対化されているように、実は日本人もまた変なのだということがよくわかる。

  • 面白い。この人の、もっと長い文章も読みたいなー。

  • タイトルに惹かれて中身も見ずに買った。
    読んでみると日本にいては知ることができないようなアメリカの実態をばっさり斬っていく町山の口調に引き込まれる。
    文字通り寝る間も惜しんで一気に読んだ。またこのようなコラムを文庫本にまとめて欲しい。

  • 問答無用。オモロ過ぎ

  • 町山さんの、“間違いない”本。その一言につきる。「一般市民」あるいは「エリートではない人」たちの目線から見たアメリカの姿を4頁くらいで語っていく。
    そのエピソードの1つ1つに戦慄し、爆笑し、感嘆する。

    電車での移動中、あるいはちょっとした待ち時間に読むのに最適かも。

  • 【ひとことポイント】
    ギャー アメリカってこんな国だったのー??

    【推薦文】
    これを読めば一流のアメリカ評論家。
    まず、普通では一切公表されていません。
    そして、その知的で楽しい未知の世界をコラムみたいに紹介しているので非常に読みやすい、見る世界が一変しました。アイデアも豊富どんどん盗んでみてください。
    この本は「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」とは違い、
    2000年から2004年を中心にアメリカはいったいどういう風になってしまったのか熱く語ってくれます。
    ぜひ読んでみてください。
    アメリカンドリームという本当の言葉がわかります。

    <情報学部 T>

    企画コーナー「成長する本棚」は(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/11/26〜】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1625874

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    企画展示2012-成長する本棚

    【ひとことポイント】
    そうだったのか アメリカの今

    日本人の皆さん この本を読めばアメリカの常識が180度変わってしまいます。
    とにかく面白いし、怖い。アメリカってこんな国なの?そうなんです。このような国なのです。
    この本でアメリカの今を知りましょう!

    <情報学部 1年 T>

    企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/11/26-12/25まで】

  • 町山智浩コラムの安定した面白さ。
    きっかけは大学時代に映画の見方がわかる本を読んでから。そっからブロスの連載も読んでたな。
    「アーミッシュのセックス、ドラッグ、ロックンロール体験」
    「クレジットカードを焼き捨ててアラスカに死す」
    あたりが好み。

  • アメリカの本当。
    残念ながらこれが世界の警察官です。

  • またアメリカの奥深さを味わった。

  • アメリカって狂ってるんですね。

  • 自由で不思議な国アメリカのテレビや新聞では報道されない出来事を集めたコラム集。
    ダメなものはダメとはっきり言い放つ町山氏の切り口は、映画評論も面白いが本作のような時事ネタも面白い。隣の人につい教えたくなる話ばかりである。

  • 町山智浩という人を名前しか知らなかったが、初めて著書を読んでみた。なんだろうな、このわかりやすいというかすっと入ってくる文章は。

    アメリカ人、アメリカのことなんか予備知識もほとんどなかったのに、読み終わった今は知識だけなら負けないぐらいの感覚になっている。

    まあちょっとお下品(いい意味ではないよ)なところもあるけどそれ以上に引き込まれる魅力があるんだなぁ。是非他のものも読んでみたい。

    ただ、惜しむらくは文庫版ということもあり、話題が古いってことだね。リアルタイムで見ていればより魅力的だったに違いない

  • USAカニバケツ、底抜け合衆国の次に。

    まあ面白いです。こういうアメリカのワイドショー的な情報。語り口も小気味いい。

  • リアルなアメリカ論。この人にしか書けない、という気がする。

  • 題名から、アメコミの現在や、アメコミを通してみる現在のアメリカみたいな内容を期待していました。
    ……そういう話ではなかったです……。

    まぁでも面白くて、この後、この人の本を何冊か購入しました。

    これは、でかくて無茶で、不思議なアメリカそのものについてのお話。
    アメリカ、半端ない国です。スゴい。

    マトリックスの監督の話とかは、衝撃的でした。あと、日本でも翻訳されている虐待体験の自伝の真相とか。
    小さなエピソードの積み重ねなので、もっと掘り下げた話が聞きたいと思うところもあったけど、これは、この雑多な見通しの良さが魅力なのでしかたないか。
    見も蓋もない、救いもあんまりない話も多いですが、作者の、何というかモラル(?ちょっと言葉が違うような気もする)が、読んだ後の感じを悪いものではなくしています。

  • 様々なアメリカ映画に関する面白い話ばかりで良かったです。
    特にアイアンマンとスーパーハイミーのコラムが気に入りました。
    後書きも強烈でしたw

  • アメリカ人の病的な側面を集めたコラムの総集編。
    悪いけれど、大変に楽しく読みました。(^^;
    やっぱり、みんなが拳銃を持てる方が平和を保てると思っている国の人達は可笑しいですな。
    もちろん、かの国の人達からみれば、日本人の方が病的に見えるのかもしれないし、一部の人だけが拳銃を持っていてなぜに平和が保てるんだと思っているのかもしれませんが。

  • ”アメリカでは外に洗濯物を干すと罰せられる”のにはちょっと驚いた。こういうほんとに面白い本はもっともっと売れて欲しい。表紙デザイン可愛らしいし(笑)

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著者プロフィール

1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

「2021年 『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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