切り絵図屋清七 飛び梅 (文春文庫 ふ 31-3 切り絵図屋清七)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 81
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167810030

作品紹介・あらすじ

江戸の切り絵図制作を始めて一年半。町人として充実した日々を過す清七だったが、ある日、勘定組頭を務める実の父が何者かに襲われる現場に遭遇。勘定所内部に大きな陰謀が進行しているのか-清七が実家に戻ることを望む父、店の主と仲間達、そしておゆりへの思いに揺れ動く清七は果たして。書き下ろしシリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)

    江戸の切り絵図制作を始めて一年半。町人として充実した日々を過す清七だったが、ある日、勘定組頭を務める実の父が何者かに襲われる現場に遭遇。勘定所内部に大きな陰謀が進行しているのか―清七が実家に戻ることを望む父、店の主と仲間達、そしておゆりへの思いに揺れ動く清七は果たして。書き下ろしシリーズ第三弾。

    平成30年6月22日~24日

  • 【町人として生きるはずが――書き下ろし第三弾】実家の父が何者かに襲われ、勘定所に関わる大きな不正に気づく清七。切り絵図屋も軌道に乗ったばかりだが――。シリーズ第3弾。

  • えっ此処で終るの?
    もう少し完結して欲しいですね。
    次が早く出て欲しいです。

  • 三つの物語があるが結末が一つにまとまらずになんか この作者らしくもなく最低のでき だらだらして余計な話がはさまれていて 高揚がない きちんと結末をつけるべきだ
    織江と清七とおゆり のことも曖昧模糊だ 続きはあるんだろうか

  • 短編連作かと思ったら続いてる話でしかも全く終わらないんだねえ~
    次作が出るのはしばらく先だろうから、話をきっと忘れてしまいそう。1冊で完結させて欲しかったなあ~

  • 販売順調な切り絵図作りに奔走する清七は勘定組頭を務める父が何者かに襲われる現場に遭遇する。やはりというか切り絵図制作販売だけでは話は進まず、陰謀事がメインになってきた。今までも必要以上にもめ事に首を突っ込んできた面々だが、切り絵図制作を放り出したかのようなのめり込み様は少し不自然になってきた。清七の立場に変化も表れ、今後は実家への関わりが増えてきそうで方向性が変わってきたと感じる。それに気になる女性関係もまさかの展開で少しびっくり。こうくるのか?これはちょっとやり過ぎではないだろうか。

  • 108

  • 第三弾
    二巻まで読んでいるはずだが、あまり記憶にない。
    三話共に大きな流れの一部、しかも、全く終わってない
    今後、あまりにも先になるとまた忘れてしまう
    どうも、実家の事(兄と継母)が気になる
    余談だが婦女子の名前、武家は漢字があてられるので憶えやすいが、町人のひらかなは憶えられない。
    お百合(武家)→おゆり(町人)と話の中で変われば憶えやすいのだが

  • L 切り絵図屋清七3

    どうも『見届け人秋月伊織事件帖』とゴッチャになってしまう。あっちも実家も目付けかなんかのお偉い立ち場の家で、そこを出て町人を手伝ってたんじゃなかったかな。そんなわけで思い出すのに時間がかかったよ。やっぱり本筋(実家)以外は小ネタ過ぎて無理やり絡めた感が否めず。女将の長台詞、頁稼ぎでしょ?と勘ぐってしまうよ。
    どうやらおゆりと兄嫁織江で三角関係の模様。あれ?確か同じ作家の橘屋も渡用人も三角関係あったなぁ…あのパターンか…と思わないでもない。
    本筋の見所は意地悪母と出来損ない長男と清七郎との関係。なんかちょっと先が見えないわけでもないが是非切り絵図屋をやめて父を継いでほしいよ。

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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