太陽の坐る場所 (文春文庫)

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著者 : 辻村深月
  • 文藝春秋 (2011年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167817015

太陽の坐る場所 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2017.5.58 読了
    2017-23

    静かだけど激しさを秘めた文章で、まさに辻村さんらしい作品だった。

  • 人間の汚い心理×叙述トリック。

    人間を抉る文章という旨味で満足していたら不意打ちのトリックで、衝撃の作品でした。

  • 久々の当り!!
    なんかもぅ~~知ってるぅ~こ~ゆ~世界。って言いたくなる。誰もが経験した、あのヒリヒリするような青春時代。
    青春てね、字ほどキラキラしてないんだよ。
    こんな風に、なんだかザラつくようなヒリヒリこそが正しい青春の姿だ。
    この人は本当ミスリードの女王だな!!これだけの作為を織り交ぜつつ、話はちゃんとキレイに流れてて…もう天晴だ!

  • ★2.5やね。
    内容云々よりもまず設定に全く興味が持てないから、畢竟、人物描写にもほぼ共感できない。
    同窓会ってそんなに身近で、差し迫った事象なんでしょうか?この時点で当方にとって本作はある意味終わっている訳なんですが、そこに蠢く人物もえらく狭い視野に留まっていて、何と言ったら良いのかな、兎も角小さ過ぎるでしょう、世界観が。
    まぁ同窓会なるものに全く関心がない当方なので、この作品の真価を全く理解できていないんだろうと思っておきましょう。

  • すごい勢いで読んでしまった
    おもしろかった
    どのエピソードにもなるほどねと頷ける部分があるはず
    最後のエピローグ。小難しい。
    哲学的。ちょっとイラつく

  • すっごく面白かった!
    というタイプの小説ではないけれど。
    もう一回読みたくはなる。

    謝りたいけど謝れない過去を思い出した。

  • 不動の地位に・・・太陽のように坐り続けることが自分には許されないと知った。
    閉ざされた空間にいると、その場所が世界のすべてになってしまう。
    今ならわかる。学校という名前がついた箱の中で、自分は長いようで短い時間を過ごしていたのだと。
    その年代特有の残酷さと傲慢さで、周囲を支配しようとしていた人もいた。
    天真爛漫にみせかけて、抜かりなく計算し立ち回っていた人もいた。
    でも大半の人は、居心地のいい場所を探して、さらに狭い世界を作り上げ楽しんでいた。
    同じ空間で、同じ時間を過ごし、同じものを見てきたはずのクラスメートたち。
    私が忘れてしまった瞬間を、いまもずっと覚えている人がいるかもしれない。
    逆に、私にとって絶対に忘れたくない大切な出来事も、記憶の隅にさえ残っていない人もいるだろう。
    時がすべてを解決してくれるわけではない、と思う。
    けれど、時が経てば人は変わる。そして自分も。
    それが大人になるということなのだろう。
    でもやっぱり、人間は本質的なところは変わらないとも思ってしまう自分もいて、少し笑ってしまった。

  • ひさしぶりに良作に出会えました!!
    若かりし頃の人間の奥底に眠る感情。
    そして成長し過去への葛藤。
    人間の闇がしっかり描かれている。
    そんな作品です。
    そして、どんでん返しもあり。

  • 勘違いさせる手法のミステリには驚かないが、この小説は女性が書いているだけに女性の怖さが身に染みる一冊。

  • なにか読み辛い。
    なにか引っかかって、すんなり文章が入ってこないと思って読んでいた。
    この違和感の正体がトリックだったとは。
    みごとに引っかかりました!
    しっかし、こんな内面ドロドロした奴ばっかり居るクラス、いっくらなんでも嫌だ(笑)。
    特に水上由希さん。こんな人がクラスに居たら怖いです!!

  • 過去のほろ苦い出来事ががんじがらめにする現在を描きたいなら描けばいい。きっと辻村深月なら描ける。また、それがいかに複雑に絡まっていたとしても、著者がそれを望めば、見事に絡まりを解く力量だってあるはずだ。それも、爽やかに、温かく。ここで叙述トリックのような倒錯を入れる必要がどこにあったのかと問いたい。自分の書いてきた作品に囚われることなく、もっと作品そのもののために自由であっていいじゃないかと。つまりさ、読みにくかったってことです。作品ファーストであるべきで、作者ファーストでも読者ファーストでもないってこと。でも多分、その乖離こそが何よりも難しいはず。

  • 高校時代の同級生たちは女優になったキョウコを
    それぞれの想い・思惑で同窓会になんとか出席させようと試みる。
    そして高校時代のスクールカーストの話も織り交ぜながら
    1人、また1人と前に進んでいくお話…ってことでいいのかな。

    語り手は1人ずつで、キョウコと接触をしていく人たちが
    交代していく形式で話は進みます。

    中学・高校とその年頃の女の子たちは非常に面倒くさい。
    派手グループと地味グループがいつの間にか出来上がっていて、
    ぽつりぽつりとどこにも属さない人がいたりして。

    キョウコのような女王様的存在は私の高校時代にはいなかったけど
    いたら相当厄介だよね…。同じクラスとか勘弁だわぁ…。
    キョウコのワンマン時代から没落へと上手く描かれていると思いました。

    でも、オチがね…先にネタバレレビュー読んでしまって
    途中からは、あーこれは誰で、これはきっと…とか
    邪推しながらだったので、まぁそうだろうな、、、という感じで終わってしまったのが残念。
    うわー騙されたー!って言いたかった。

    映画は水川あさみさんと木村文乃さん主演で気になっていたけど
    映画レビューの方ではいまいちなんですよね。

  • 面白かったー。おバカな私はまんまと辻村さんの策略に引っ掛かり、最後までまったく気づかず、最後になって、えー、えーって。読み終わってすぐその場で、また最初に戻りました。何度読んでもよくできてるーと感心するばかり。伏線も張りながら、登場人物の描写もすごくよくて、辻村さんの本は話が面白いのはもちろんだけど、文章がとてもよいんだなあと今更また感心。はっきりわかりました。私はこの作家大好きです。

  • 人の性格の描写がリアル。
    そして、また騙された(笑)

  • 僕はクラスの中のポジションは安定していたと思っているんで、こんなに色んな事を考えたり溜め込んだりせずに過ごす事が出来た。
    どちらかと言うと、クラスの外の方が問題だった。みたいな事を改めて考えちゃう作品。
    しかし、これだけ綿密に書き込まれれば、引き込まれるし、感情を揺さぶられてしまうよなぁ。

  • またしてもやられた感じ。辻村ワールドならではの「名前」が鍵になるストーリー。それぞれが自分の人生の主人公だし、舞台に上っている。

  • 人は表面的には分からない。自分の思い込みや勘違いで捉え方が違ってきちゃう。名前トリックも驚かされましたが、人間の心理描写が凄いですね。

  • 同性の友達って難しい
    特に学生時代は独特
    わたしも 息苦しかったなぁ
    まっ 周りから見たら 自由奔放に気楽にやってると思われてただろうけどねぇ
    いまも そうだけど もっと不器用だったし
    いまのメンタルのまま 若いときに戻れるなら もう少しは ラクに そして自由に生きられるだろうか
    切なく 苦いストーリー
    どの子にも 思い当たるところがあるし どの子の苦しさや切なさも理解できる
    オンナって きっと生まれたときから オンナにんだよねぇ 良くも悪しくも。

  • 一気に読んだ。これはズルイ。読者の思い込みを利用して、最後に一気に種明かし。「騙されたー!」と痛快になる。これは漢字と名前のトリックだから、映画化は難しかったと思います。映画が今ひとつぱっとしなかったのはそのせいでは?

  • すごく辻村さんらしい話。
    そして10代特有の危うさ。

  • 女子の感情の生々しさの描写がとても上手く、共感に快感を感じるほど。
    「自分の恋する男が小物だということに気づいているけど、自分の中で気付かないふりをしていた」というのがなかなか無く、けれど現実味があふれており、面白かった。

  • そうか、2人のキョウコ。

    キョウコとみっちゃん以外は、みんな自分を守るために見えを張ったり嘘をついたり、過去に縛られて生きてる。

  • 高校の同級生「キョウコ」

    有名女優になった彼女は一度も同窓会に来ない。
    どうして来ないのか、どうにか来させられないか。
    その画策を数人の視点から描く。

    未熟で独特な思春期の世界。
    そこから枝分かれした今の生活。
    2つの時代が交錯する。

    視点を変えて描かれることで世界が補完されていく。
    途中、急に世界が広がって、景色が変わって、驚いた。

    最初から読み直したい気持ちを持ちつつ、でも続きが気になって仕方なくてとりあえず読了。

    さあ、もう一度読むかな?

  • 辻村さん初。。登場人物の名前が多すぎて混乱…でもそれがトリックだった。暗いはなし

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太陽の坐る場所 (文春文庫)の作品紹介

太陽の坐る場所は、辻村深月による日本の小説で、隔月刊小説誌別冊文藝春秋に連載されていました。水川あさみ主演で2014年には映画化もされました。高校卒業して10年後のクラス会に、女優になったクラスメートを呼ぼうと連絡を取ろうとします。キョウコという2人の同じ名前を持つ女性。そして高校時代の苦い思い出と登場人物の思いが交錯します。

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太陽の坐る場所 (文春文庫)のKindle版

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