悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 15123
感想 : 1148
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167839017

作品紹介・あらすじ

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。

感想・レビュー・書評

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  • 殺しまくり教師。これだけ登場人物がボロボロと死んでいくとそれはそれで気持ちがいい。

  • サイコパス視点が新鮮だが臨場感にあふれていて入り込んだ 貴志祐介の本を初めて読んだが、新しい領域を開拓した感がある 読書人生で読んでおきたいなという一冊

  • 感想は下巻に記載

  • 『黒い家』ほど気持ち悪くはないが、決して好きなストーリーではない…なのに頁が進むにつれて引き込まれていくのは貴志祐介さんの凄さなんだと改めて感じた。『黒い家』『クリムゾンの迷宮』に続いて3作品目。

    それにしてもハスミンこと蓮実聖司は伊藤英明を意識して書かれたのか?と思うくらい、読んでいて終始伊藤英明の顔が浮かびました。背が高くて爽やかでかっこいいルックス、甘いマスクの裏に怪物が潜んでいても不思議じゃない。生徒に人気の英語教師、日本語と英語を織り交ぜて調子よく盛り上げるのも伊藤英明ならピッタリバッチリ!下巻も読み終わったら映画を観る予定です。

    • yukimisakeさん
      映画めちゃくちゃ好きで3回観てしまいました笑
      映画めちゃくちゃ好きで3回観てしまいました笑
      2024/03/02
    • アンシロさん
      さ、3回も?!
      やっぱり面白いんですね。
      読み終わり次第、自分も観てみます!
      さ、3回も?!
      やっぱり面白いんですね。
      読み終わり次第、自分も観てみます!
      2024/03/03
  • 上巻は、ハスミンの頭の良さ、処世術の高さが際立つ内容。こんな人がいたら皆騙されますね。

  • ひとことで言えばサイコパスが淡々と人を殺していく物語なのだけど、殺人の動機は快楽ではなく営利目的である。目標達成のための障害となる物(人間)を排除するために殺人を行っているので殺人マニアというわけではない。それが故の無機質な狂気。
    現実世界で起こった大量殺人事件の記事(Wikipediaなど)では、正確な時間の表記と共に事件当日の流れが記載されているものがある。本作でも同じように、終盤の大量殺人の場面は、「PM9:51」といったように時刻が表記される。
    そうすることで、現場の時間を共有させられ、より一層恐怖を現実のものとして感じることができる。

    ※上下巻あわせての感想

  • 少し前に流行った作品だと思い出し購入ました。
    ご都合主義的な展開が多い気がしますが、下巻も併せて読んでいきます。

  • 上巻では完璧な人間を演じるハスミンが描かれているが、小出しに犯罪を散りばめている。ここまででも十分に怖さが感じられているが、何の前情報も無しに読んだので上巻の締めで「はい、こっからめっちゃヤバいことしまーす!」に若干引きながら下巻へと移った。

  • はすみんの温度感の変化がやばい

  • スピード感があって、読みやすい。
    下巻が楽しみ。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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