死霊大名 くノ一秘録1 (文春文庫 か 46-24 くノ一秘録 1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902001

作品紹介・あらすじ

くノ一vsゾンビ、前人未踏の新シリーズ!伊賀国でくノ一として修業を積んできた16歳の蛍。千利休から戦国最大の悪漢・松永久秀を探る命を受け、父とともに旅に出る。そこで目にしたのは、「死と戯れる」秘技だった。死霊が増殖する動乱の世で、蛍は父を助けるため悲壮な闘いに挑む。前人未踏のハリウッド級エンターテインメント、ついに始動!

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代とゾンビを一緒にするって設定が売りっぽいけれど、どちらかというと主人公のくノ一に萌えるのが正しい楽しみじゃなかろうか?(^^;
    思ったよりゾンビがそれらしく出てこないのがなぁ。
    それより、ところどころ風太郎忍法帖の香りが漂う、主人公の使う技の方が楽しかったですね。
    どこら辺の歴史イベントまでフォローするかわかりませんが、楽しみなシリーズです。
    かなりラノベ感がありますけど、作者のファンはどんな感じに受け取るのかな。

  • 伊賀の若いくノ一さんを主人公にした戦国時代を舞台にしたお話。
    シリーズものみたい。

    今回は、そんな虫を愛づるくノ一「蛍」さんの初仕事。
    16歳で堺の千宗易さんに雇われます。

    で、南蛮人から不老不死の妙薬を買い取った松永久秀さんを探るんだけど、松永さんはその薬でゾンビ兵士を作り出し、織田信長さんに謀反を起こそうとしていました。

    蛍さんのお母さんは、信長さんに雇われてる。
    で、どうも信長さんを好きなうえに、蛍さんの本当の父親は信長さんのような伏線あり…。
    さてさて、どうなる?!

    風野さんの本にしては文字が小さくて、けっこうスケールの大きいエンターテイメントをやろうとしている感じだった。
    つづきを読んで見ようと思います。

    でも、くノ一ものだからって、あまりエロが激しくならないといいなぁ…。
    おじさん読者には、そっちも楽しみなんだろうけれど。

  • ゾンビを題材にしているが、それでも本格的な時代物路線を貫こうとする形は珍しい。

  • 第一弾
    天才的才能を秘めた伊賀のくノ一螢
    まずは松永弾正と相まみえる、相手は死霊大名
    不死の秘密と南蛮人、それにからむコペルニクス
    まずは父が犠牲に

  • 父ちゃんいい見せ場ないまま…美人くノ一母の青蛾が伴侶に選んだ決め手が謎。でも蛍には優しい父ちゃんだし、全く腕が立つ男ではないのに安心感と頼りがいを感じる入船丈八郎に通ずるのかも。
    信長と青蛾の関係も気になる。娘の蛍にしたらモヤッとくるよなぁw
    虫の力を利用する彼女の戦いがまだ若い非力さを補っているし、おもしろい発想。

  • 2015.02.07.読了
    風野さんの新しいシリーズ。
    またくノ一?と思い、なかなか手を出さずにいたのですが、とうとう読みました。

    蛍ちゃん いいですね。
    私は昆虫はとても苦手で、よくよく観察をしようなどと思ったことはありませんが、彼女の昆虫の見方は素敵だと思いました。

    先日読んだ「村上海賊の娘」と時代が重なり、面白かったです。
    信長の書かれ方も、松永久秀も千利休の書かれ方もいいと思います。
    もっと早く読み始めればよかった。

  • 2014年10月刊。大名だけで無く、兵士のゾンビまで出てくる伝奇風な戦国時代物。16歳の蛍の成長が楽しみ。次巻に期待します。

  • 死霊大名 くノ一

    斬っても斬っても死なないゾンビのような兵と戦うくノ一の話し!

    時代は織田信長。千利休の頃。
    設定は面白いし、簡単であっという間に読める。
    でも続きがあるらしくまだなんも解決していないのです。

  • 新聞広告に惹かれて購入。ゾンビVSくノ一。ここ読みたい・・・が、主人公である蛍(16歳少女)の出自、虫との交流あたりがそそられるが、概略のでディテールが次巻以降にひき繋がられるようであり、曖昧なまま大名篇は終了・・・

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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