太平洋の試練 真珠湾からミッドウェイまで 下 (文春文庫 ト 5-2)
- 文藝春秋 (2016年2月10日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167905620
感想・レビュー・書評
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ご存知の通り,太平洋戦争(日本人の立場からは大東亜戦争と言うべきかもしれませんが)初期の約半年間に限っては,日本は大きな勝利を重ねていました.前代未聞の「空母機動艦隊」というアイデアは,真珠湾の米国大戦艦群を火の海の叩き込み,栄光の大英帝国海軍を太平洋から駆逐.彼らはインド洋まで進出,敵国の根拠地を覆滅しながらの大航海をしました.しかしその機動艦隊の栄光も,ミッドウェイで深い深い海の底に葬り去られます…….本書はそんな「日本が勝っていた半年間,アメリカから見れば,「我々が負け犬だった」半年間の話です.
日本海軍のミッドウェイにおける失敗,またそれを敷衍して,日本海軍の米海軍における根本的な戦略の失敗に関する,日本人の手による書は多く読みましたが,米国の立場から,個別の人物の日常にまで迫って書かれた書は初めて読みました. -
こういう「戦争の展開」というのか、「指揮官の決断」というのか、正しく“戦い”に身を投じた人達の物語というのは、非常に重々しいのだが、色々と考えさせられることが多い…
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