葛の葉抄 只野真葛ものがたり (文春文庫 な 2-54)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906788

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  •  書くことが気持ちの支えになるのはいつの時代も
    同じであると思った。

     三十代半ばで江戸から仙台へ嫁ぎ、突然三人の
    男の子の母となった真葛が古典文学(古今和歌集、伊勢物語など)を通じて少年たちと距離を縮めていく場面、仙台の自然に目をみはる場面が印象的だった。

     只野真葛という名前は、まだまだ知らない人が多いと思う。これを機会に彼女の随筆を読んでみたい。

     

著者プロフィール

(ながい・みちこ)1925~。東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。1964年、『炎環』で第52回直木賞受賞。1982年、『氷輪』で第21回女流文学賞受賞。1984年、第32回菊池寛賞受賞。1988年、『雲と風と』で第22回吉川英治文学賞受賞。1996年、「永井路子歴史小説全集」が完結。作品は、NHK大河ドラマ「草燃える」、「毛利元就」に原作として使用されている。著書に、『北条政子』、『王者の妻』、『朱なる十字架』、『乱紋』、『流星』、『歴史をさわがせた女たち』、『噂の皇子』、『裸足の皇女』、『異議あり日本史』、『山霧』、『王朝序曲』などがある。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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