- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167906818
作品紹介・あらすじ
ますます好調、書き下ろし第27弾!十年前に勘当され出奔した袋物問屋の若旦那が江戸に戻ってきたらしい。久蔵は弥平次たち手下に探索を任せるが…。〝剃刀〟の裁定は?
感想・レビュー・書評
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4話からなる。
この暑い時期 題名の「夕涼み」という言葉にひかれて読んでみた。
「忠義者」―― 探索をしていた主が、騙し討ちで殺された。その無念と、恨みを晴らすために、下男の佐助は、立ち向かうのである。
「夕涼み」――貧乏浪人の娘と袋物問屋の勘当された息子が、江戸にもどってきていると、、、しかし殺人を目にして、反対に逃げなくてはならなかった二人。
どちらも、勘当も溶け、隠居と孫の夕涼みを頭に浮かべる秋山であった。
「厩河岸」―― 大工の政吉が、飛び込み自殺をしたと、思われていたのだが、、、契りを結んだ娘が、自分の身に起った。こったことで、首つり自殺をしたことで、それにかかわった人物たちに復讐をするのだが、、、秋山は、快い裁断ををするのだった。
「捕物出没」―― 盗賊 質屋の番頭 博打 押し込み強盗 へと展開していく。
哀れなのは、おりん 、自戒して果てるが、最後の願いは、経をあげてくれとのこと、、、、 雲海坊は、約束通り、墓へ訪れるのであった。
もう、「夕涼み」という言葉も、余り使われなくなって来た。
蚊取り線香でさえ、ドラッグストアには、まだ店頭にあるのだが、、、
今の時期に夕涼みと言っても、ポツンと、一人外に出て、涼んでいたら、危ない人に思われそうである。
死語になってしまうのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安定の秋山久蔵
信頼の仲間たち
約束の一網打尽
気分爽快ですな -
20161002 久しぶりの久蔵のシリーズ。相変わらず切れが良い。約束とはいえ少し変化が必要という点はこの先のシリーズに期待か。
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藤井邦夫著「夕涼み」(2016.8)、秋山久蔵御用控№27です。図書館で2~3w(早くて)待って、読んで楽しむ時間は2~3hでしょうかw。忠義者、夕涼み、厩河岸、捕物出役の4話、ほろりと泣かせる話ばかりです!
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【ますます好調、書き下ろし第27弾!】十年前に勘当され出奔した袋物問屋の若旦那が江戸に戻ってきたらしい。久蔵は弥平次たち手下に探索を任せるが…。?剃刀?の裁定は?
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