『罪と罰』を読まない (文春文庫 み 36-50)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167913205

感想・レビュー・書評

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  • 読まないからの推理、邪推もあり読みやすかった

  • さてさて何やら面白そうだと思い買ったわけだけど、そんな私も罪と罰を読んだことがない。登場人物の多さに負けた挫折組の一人である。

    本作の途中(読前座談会)まで読み切って、思わずドストエフスキーの作品を買い込んでしまった。ここまで明らかになっているのに最後が、そこまでの経過が見えないなんて、読書好きは皆そわそわするだろし、最早読まずにはいられない。4名の作家さんも同じだ。そしてきっと今回は、挫折せずに読みきれると思う。読後座談会を読む目的があるから。

    それに難しい(あるいは厄介な)作品に取り組むときは、まず「読まずの読む」のもありなのかも。想像力を働かせて読む本は、いつにも増して面白そうだ。

  • 本を読まずに語り合う事はできるのか?
    前代未聞かもしれない読書会。

  • もうもうめちゃくちゃ自由でおもしろい。

  • 世界的名作を未読のまま作家たちが語るという特異な状況で、作家各人も個性と才能がぶつかり合う。思ったよりずっと面白い。

  • 罪と罰を読んでみたくなった。そう思わせるところがすごい。

  • 2019年7月17日購入。

  • このような切り口で海外の名作を紹介する面白さ。うろ覚えの記憶と、しをん嬢の妄想も交えて『罪と罰』が語られた。ラズミーヒンの語感から馬を連想して、はては「おーい!はに丸」へと繋がり、「はにゃ~」って馬は喋りませんから! 思わず出先なのに噴き出してしまった。後日、4人の作家が忙しい中で『罪と罰』を読んだことがすごいと思った。自分に『罪と罰』を読む切っ掛けをくれた本書に感謝。

  • 私には、難易度が高い本でした。罪と罰に登場してくる人数が割と多いのと、カタカナになので、メモしながら読み進めました。1度でなく、何回も読み直したい本でしたが、しばらくはいいかなって感じです。

  • この本読む前に「罪と罰」読んでたから、あーでもないこーでもないと内容を推理してないで読め!と思って途中で挫折。

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著者プロフィール

岸本 佐知子(きしもと・さちこ):上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

「2023年 『ひみつのしつもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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