- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167913601
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計120万部突破! 『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。 連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。 パリで爆破事件が発生した。 直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。 右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。 『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。 残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。
感想・レビュー・書評
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カミーユにまた会えた!と嬉しかったんですが読後すぐに思ったのは、あーカミーユ三部作ってやっぱりクローズした物語なんだなぁってことです
無理矢理差し込んだ感じが凄いです
やるなら『傷だらけのイレーヌ』の前の時系列のほうが良かったん違うかな?と
御本人もカミーユシリーズはもうやらないって仰ってるようですが…残念ながら自分もそう思いました
三部作の作りが完璧すぎるんですよね、多分
そして本編ですが、面白かったし仕掛けも見事だったんですが…せっかく思いついたから作品にしとこう!みたいな…もったいないわー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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まことさん
こんにちは
いいね!有難う御座います。
朝方は、すごい雨でしたが、いまは☼/☁です。
やままことさん
こんにちは
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朝方は、すごい雨でしたが、いまは☼/☁です。
やま2019/11/11 -
やまさん♪
こんにちは。
こちらこそ、いいね!ありがとうございます。
私のところは、これから降るらしいです。
今、ブクログさんから、...やまさん♪
こんにちは。
こちらこそ、いいね!ありがとうございます。
私のところは、これから降るらしいです。
今、ブクログさんから、メールが入らなくなってしまっているので、コメントのお返事が遅くなるかもしれないです。2019/11/11
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ピエール・ルメートル『わが母なるロージー』文春文庫。
カミーユ警部シリーズ第2.5作。シリーズ番外編の中編作品。
『その女アレックス』だけが抜群に面白く、後はまあまあ程度のこのシリーズ、本作もそこそこという感じ。にも関わらず、このおおはしゃぎな帯は何だろうね。
パリで爆破事件が発生し、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは仕掛けた爆弾はあと6つで、爆弾の所在を知りたければ金と無罪放免を約束しろと無謀な要求を突き付ける。この事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は……
本体価格700円
★★★ -
『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間になる第2.5作。
パリで爆破事件が発生。
薄いのに中身の詰まったお話です。最後は映画のようでした。 -
パリで起きた爆破事件。犯人が名乗り出てあと6つ仕掛けてあるという。そこからタイムリミットサスペンスのような緊迫した展開に。犯人とその母親との関係性やカミーユの捜査とプライベート。短い作品ながら圧倒される。中盤からラストに至る駆け引きと追い詰められていくカミーユの焦りや緊張感がよかった。シリーズは完結していたのでまた読めたのが嬉しい。
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見つけるとすぐさま読むことにしているルメートル。帯にヴェルーヴェン警部の話とあり、巻頭には著者によるこの作品の位置付けなどについての覚書もありました。本来は三部作で完結していてもう書くつもりは無かったそうですがふとしたきっかけで物語の方からやってきたとのこと。事件は深刻で大変なものだしその背景もなかなか救いがたいのですが、時折著者の人格がもの申すような描写もあって、読後感は悪くないです。ちょっとだけ読むつもりが2ページくらいでもう引き込まれて、読むのを止められませんでした。視覚的映像的な描写が見事で、ラストシーンも印象的で一時間くらいの映像作品を見終わったような感じです。
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虚ろなミステリーだった。
犯人は爆弾をしかけ、仕掛けた場所を明かすことを交渉の材料に、勾留中の母親の釈放を求める。
物語は「穴」だらけ。
爆弾であく穴、爆弾を仕掛ける穴、犯人の穴があいたような顔、ラストで何もかも消し去る穴。
犯人の心における「母」という存在の穴も感じられた。