1984年のUWF (文春文庫 や 43-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914646

作品紹介・あらすじ

柳澤健、「プロレスから格闘技へ」3部作 第2弾!単行本刊行時に話題沸騰!プロレスから格闘技への過渡期に痛烈な一閃を浴びせ、「UWFブームの震源地」となった一冊を渾身の文庫化!文庫版特典 クリス・ドールマンとの一問一答目次序章 北海道の少年第1章 リアルワン第2章 佐山聡第3章 タイガーマスク第4章 ユニバーサル第5章 無限大記念日第6章 シューティング第7章 訣別第8章 新・格闘王第9章 新生UWF第10章 分裂終章 ヴァーリ・トゥードあとがきにかえて~VJT95以降の中井祐樹文庫版のためのあとがきクリスドールマンとの一問一答[特別付録]1981年のダイガーマスク

感想・レビュー・書評

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  • 自分が勝手に思い込んでいたUWFという神話。

    イデオロギーやロマンが、実は金の動きや関わり合った人々の怨嗟によってあっちへ傾き、こっちへ傾きながら息も絶え絶えにピンと張りつめた糸のように存在していたのだとうことを知る。

    佐山聡が目指した理想のゴールとは、似ても似つかぬ物となってしまい形骸化したUWFという思想。

    しかしファンにとってはあの時期、まごうことなきカタルシスであったことも否めない。

    それがセンチメンタルだと嗤うなら笑えばいい。僕らにとってあのUのテーマのイントロが響く後楽園ホールは、文字通り天国であり、理想郷だったのだから。

  • ふむ

  • 一世を風靡したUWF。当時は確かにUWFこそ
    本物。今までのプロレスはまやかし。と思って
    いました。遅ればせながら恥ずかしながら本作を
    読んでUWFも普通にプロレスなんだと知りました。
    とはいえ昭和のプロレスは熱かった。その熱量が
    この本からは感じることが出来ました。今の
    プロレスは優等生な感じですが、いつの世も
    ちょっと悪いやつに憧れ熱狂するもんです。
    前田がこの本を真っ向から否定しているらしいので
    この後はUWFのインタビュー本を読んで確かめて
    みたいと思ってます。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。文藝春秋に入社し、「週刊文春」「Sports Graphic Number」編集部等に在籍。2003年に退社後、フリーとして活動を開始。デビュー作『1976年のアントニオ猪木』が話題を呼ぶ。他著に『1993年の女子プロレス』『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1974年のサマークリスマス』『1984年のUWF』がある。

「2017年 『アリ対猪木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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