- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167916879
感想・レビュー・書評
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「海辺の先生」が1番すき。
「幸福な離婚」もほわほわした優しさに包まれてる感じがとてもすきだった。離婚までの時間ってのが切ない。
「桃のプライド」タレントとモデルの間みたいな売れない女性の話。最後の1ページですきになった。
気付いたら6篇中3篇すきだったみたい。 -
普段は隠している人間の本性や欲望が、ふとしたことをきっかけに表面化してしまう瞬間をリアルに描いていた。
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「30代の自分はもう何にも揺るがない大人になると思っていた」
みんな自分の思う正しさを追求しながら、どこか他人を窺っているのかも。
SNSで更に拍車が掛かってるように思う。
嫉妬や眺望、諦観…他人事とは思えないリアルなあれこれ。 -
「幸福な離婚」が心に残っています。
離婚までの間、お互い幸せな中で過ごしているのに、最後に別れがあるのはやっぱり悲しいし離れがたいと思いました。
離婚があるからこそ、残りの期間は楽しく過ごそうと二人の中で決めて、お互いの許せなかった部分を許して、上手に過ごしていく。もしかしたら、こうすれば上手くいったんじゃないか、という期待も芽生えて、寄りを戻したい気持ちになるのではないかな、と思いましたが、その気持ちには蓋をして。。
相手の信頼を失わないように誠実に生きて、大切なものを大切にしたいと思いました。 -
千早さんの感覚好きです。確かに胸はざわつくんだけど、決して不快なざわざわではなく、こういう感覚わたしもある、という落ち着かなさ。見せつけられてはっとします。
4人の同級生のお話もさわついたけれど、「幸福な離婚」と「描かれた若さ」がとても好きでした。
「幸福な離婚」、終わりが見えている、というのはこんなにも優しい気持ちになれるのか、と思いました。全てを許せる…ずっとこんな状態を保てていたら離婚なんて事にはならなかっただろうけど、別れを選ばなければこの日々も送れなかった。難しい。
「描かれた若さ」は男性の感想がとても気になりました。わたしは、よくぞ言ってくれた!とエアー膝バンバンだったけれど、このお話は男性がざわざわするのかな。。 -
最近の数冊しか読んでいないので、ちょっとイメージが違った。夜の静謐さみたいなのはあんまり無くて、体感的にダークな感じ。
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人それぞれ正しいと思っている事は違うんだな。
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短編集でした。
友情のために、友達の不倫相手の家に突撃する話...売れない女優の話...
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ねっとりまとわりついてくる様なセリフがクセになりました。笑
言っている事は確かに正しい...でもどこか怖いというか、狂気じみているというか。
女性って怖いなぁ笑
ヒェ...