- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167917371
感想・レビュー・書評
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今回はドラマにありそうな話題と展開でした。あんまり料理も記憶に残らないかも。それはともかく毎回字が大きくてびっくりしてしまう。読みやすくていいのだけど、続けて別の文庫本を読むと小さくて読みにくいと思ってしまうわな。
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実際に読んだのは売り出してすぐ。
刑事さんにありがちなオラオラ系じゃない主人公だったな。 -
警視庁特務部捜査官の柳刃竜一と火野丈治が潜入捜査のかたわら料理の腕を奮い、悩める若者のリスタートを援けるヒューマン×グルメ小説。シリーズ7作目。
なお主人公は人生に行き詰まった若者(男性)で、物語は彼の視点で描かれる。
◇
今回の悩める若者は、乾正悟という新米刑事。交番勤務を経て念願の刑事になったものの、張り込み捜査に失敗。
それ以後、他の捜査員から冷眼を向けられた正悟は警察官としての自信を失い、気持ちは退職に傾いていた。
そこに特務部から潜入捜査 ( 張り込み含む ) の協力要請が来た。条件は経験の浅い1番若い警察官。ということで正悟に白羽の矢が立った。
戸惑いつつ柳刃たちの仲間に加わった正悟だが……。
* * * * *
今回はいつもと違ったパターンがいくつかありました。
1つめは、迷える若者に柳刃たちの身分が明かされているということ。これは設定から無理もないことです。
2つめは、捜査対象が読者にも秘せられていたこと。( 仄めかされてはいました。)
そして3つめは、柳刃についてのヴェールが少し剥がされたことです。
柳刃の小指が欠けている理由は納得いきました。しかし、柳刃が料理について語りたくて仕方ないヒトだというのは意外でした。あの常にクールで物事に恬淡としている柳刃が ?!
それだけでも読んで得した気がするのですが、それに加えて今回の料理で嬉しいメニューが出たことも満足度を高めてくれました。実はカレーうどんが大好物なので、ぜひチャレンジしてみようと思いました。 -
学生(らいすた)ミニコメント
料理のアイデアやちょっとした調味料の豆知識が詳しく書かれていて、食べたくなる前に作りたくなる一冊。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658396 -
いつものパターン崩してきてちょっと新鮮味がありましたね!
そして相変わらずおなか減る笑 -
新作。ちょっとやってみようかな、と思うものの本を置くとなんだっけ?と忘れてしまう(笑)今度はちゃんとメモを取ろう。
今回は警察内部のお話。それにしても前と後ろを事故った車を半分でつなぐとか、そんなことできるのか~ 面白いなぁ。 -
◆おすすめ度◆
・お腹が空く任侠グルメ小説度:★★★★
・警察小説の一面も度:★★★
・思わず作ってみたくなる料理度:★★★★
◆感想◆
失敗続きで凹んでいた新米刑事・乾正悟は、身分秘匿捜査を命令されるが…
人気の『侠飯』シリーズ第7巻。
身分秘匿捜査を命令された刑事の乾正悟は、外見はヤクザ、その実は警視庁特務部の柳刃と火野とともに、暴力団の捜査に当たることになる。
なんだか真っ当な警察小説に見えるけど、ことにつけグルメな柳刃の料理のうんちくとレシピが語られて、グルメ小説のような展開なのはこれまでと同様。
警察小説の名を借りたグルメ小説みたいな。
警察小説40%、グルメ小説30%、その他20%みたいな配分です。(100%にならないぞ)
あっと驚くどんでん返しな展開もあったり、ユーモアのある描写や、新米刑事・乾正悟への人生訓めいた話も納得の警察小説。
でありながら、読んでいるとお腹が空いて料理が食べたくなること請け合いの食前本にもなっている。
素晴らしい。
早速パックご飯を旨くする技をやってみました。