ミドルリーダーが身につけたい 教師の先輩力10の原理・100の原則

著者 :
  • 明治図書出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784182937125

作品紹介・あらすじ

「ハラスメント」という概念が浸透し後任育成に躊躇する教師が増えた…そんな現状をどう打破するか? 本書は学年主任などの立場になった際に若手教師にどのようにかかわればよいか、先輩教師の在り方を解説します。チームとしての教育活動が求められる今、必読の一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 年齢的にはミドルリーダーですが、立場的にはそこにはいない自分。
    育てられる側として、言い換えると「後輩力」を培うために読みました。

    印象に残ったのは、マトリクスを用いた若手教師の傾向。
    横軸を「仕事指向」と「実践指向」、縦軸に「力量高い」と「力量低い」を置いて、若手教師を「創造型」「実務型」「軽薄型」「依存型」の4つに分類しています。そして、それぞれの複合型になっていることがほとんどであると言っています。

    自己分析をすると、私は教務・研究系は「軽薄型」(実践指向・力量低い)で、学級経営・生徒指導系は「依存型」(仕事指向・力量低い)になります…… 力量を高めることでなんとか「実務型」になれればいいなと。

    さらには立場上、育成される対象にならないことを考えると、自ら学んでいくしかない。


    10の原理の一つに「ミニマム・エッセンシャルズの原理」という項目があります。いかなる教師も身につけなければならない「ミニマム・エッセンシャル技術」をどの若手教員にも教え込まないといけないというものです。
    詳しくは、下記の書籍に書かれています。
    『生徒指導10の原理・100の原則―気になる子にも指導が通る110のメソッド』
    『学級経営10の原理・100の原則―困難な毎日を乗り切る110のメソッド』

    既にこれらの書籍は読んでいますが、改めて読み返そうと思いました。
    自分で自分をなんとかするしかない。

  • 後輩との付き合い方を学ぶ本

    現在、私は30代前半であるが自身が職員の中で最高齢である。自分の仕事もだけでも精一杯であるが、後輩へのフォローもしなければ学校がまわない状況である。フォローをする過程で様々な葛藤がある。果たして後輩指導が仕事なのか。自分よりはるかに優秀な後輩とどのように付き合えばよいのか。なんでも私にやってもらえばよいと思っている後輩にはどう接すればよいのか。本来であれば50代の諸先輩に相談するべきであるが、環境が環境のためこの本にたどり着いた。

    この本は、後輩をタイプ別に分類し、その付き合い方を整理している。おかけで見通しが持てて、取り越し苦労をしなくてすみそうである。テクニックだけでは乗り越えられない、在り方について多くの示唆を得られる。

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