銀河英雄伝説 6 飛翔篇 (TOKUMA NOVELS)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191531512

感想・レビュー・書評

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  • ラインハルトの皇帝生活、ヤンの年金生活どちらも今一つ上手くいっていない(--;)ユリアンは地球でひどい目に会っているし(>_<)そしてそれぞれの運命の歯車が回りだす!(゜_゜;)

  •  ヤン一党の逃走劇といった次巻以降への前座が主で、ストーリー展開という意味では幕間であることは間違いない。
     が、背景説明の章を設け、今まで全く姿を見せてこなかった地球教(そして太陽系第三番惑星の現状)の内幕を見せ、ラインハルトとヒルダの関係、あるいは表立っては気付きにくい細々した伏線張り等、物語の奥行きを深め次巻に繋げる。
     
     そういう全体構成としては意味ある巻であろう。

    (目次)
    序章 地球滅亡の記録
    第1章 キュンメル事件   
    第2章 ある年金生活者の肖像   
    第3章 訪問者   
    第4章 過去、現在、未来   
    第5章 混乱、錯乱、惑乱   
    第6章 聖地   
    第7章 コンバット・プレイ   
    第8章 休暇は終りぬ

  • ついに物語が大きく動いてきた。

    今巻は政治や国に関して勉強できる。
    国家と一人の人権。
    専制政治、民主主義。

    無知というか、視野の狭さを実感した。

  • この巻から、第二部といった感じで、後世の歴史家からの視点で多く語られるようなっています。

  • キュンメル事件のツンデレは恥ずかしい(笑)

  • 歴史を振り返り再生が始まる。

  • 宗教団体が徹底的に悪者として描かれてゐるが、どっかで
    銀英伝について作者は「世の中には相対的正義しかない」ので「善悪の対立は書かない」言ってた気がするが、多分私の気のせいであらう。
     為政者を名君として描くのは異常な能力がゐるので、ラグラン・グループの皆さんはちゃんとした復讐をきちんと為し全体の奉仕者/英雄として仕事をした後、分裂して消滅する。そらさうなんだけど、チャオ・ユイルンがー。

  • 飛翔篇。外伝も漫画もほとんどすべてを買いましたが、アニメだけは観た事がありません。だって、見た目がかっこよくないんです・・・。

  •  同盟を屈服させ、ついに皇帝位についたラインハルトに平和を望まぬ勢力が牙をむく。それはフェザーンの裏の顔たる地球教徒だった。一方帝国に屈服した同盟も帝国の内政干渉によってヤンを謀殺しようと試みる。策謀が悲劇を呼び血が新たなる戦乱を呼ぶ。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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