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- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784195690512
感想・レビュー・書評
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1980年頃、というから、今から30年強前のバンコクを舞台にした小説。
小説自体もなかなか面白いけれども、僕のようにバンコクに住んでいる人間からすれば、現在のバンコクと当時のバンコクの違いがなかなか面白い。
僕の知っているバンコク駐在員の中には駐在歴が10年以上の方も、まれにいらっしゃる。そういう方たちに、今のバンコクと当時のバンコクの違いの話を聞くのはなかなか面白いのだけれども、この小説は30年以上前のバンコクを舞台にしているので、現在との落差はそれとは比べ物にならない。
バンコクがこの間に経済的に相当に発展してきたことが実感として分かる。 -
小田実の『何でも見てやろう』や沢木耕太郎の『深夜特急』等と並ぶ旅行本の傑作…といったら言い過ぎか。
ずっと昔、私も読みました。
当時、衝撃を受け、旅をするならそういった場所をみるべきだなんて思いを抱いてしまいました。
かろうじ...
ずっと昔、私も読みました。
当時、衝撃を受け、旅をするならそういった場所をみるべきだなんて思いを抱いてしまいました。
かろうじてジュライホテルが残っていた頃勝手に入り込み中を覗いてきました(^ ^;)
そういった世界に身を浸すことなく通過するだけの旅行者…。若いし青いですね。
今は絶版になっているのではないでしょうか?
なつかしい思いが甦りました。
おっしゃる通り絶版のようなのですが、バンコクの紀伊国屋で「復刻版」として売っていたものを求めたものです。
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おっしゃる通り絶版のようなのですが、バンコクの紀伊国屋で「復刻版」として売っていたものを求めたものです。
レビューでは少し綺麗ごとを書きましたが、かなり衝撃的な内容の本ですよね。しかし、そういったところに行ってみるのが旅、と考える気持ち、僕も持ってました。ファランポンからジュライロータリー、ヤワラーは今も危ない香りがします。もう近づかなくなってしまいましたが。