世界のインスタント食品 (徳間文庫 も 6-4)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195974773

作品紹介・あらすじ

インスタント食品は我々の食生活にすっかり浸透し、いまや、日常食の象徴といっていいほどだ。しかし、その割に顧みられることはあまりない。このインスタント食品を通して、世界の食事情を探ろうというのが本書の狙いだ。材料を買い込み、自ら台所に立って作って黙って食す。そうすれば、おのずからその国の実相が見えてくる。インスタント食品とあなどってはいけない。世界を駆ける異色ルポ。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「世界のインスタント食品」3

    著者 森枝卓士
    出版 徳間書店

    p19より引用
    “ 味覚は最終的には主観である。
    「俺はこれが上手いと思うんだもんね」とい
    われると、こちらはそんな不味いもの、口に
    入れられるだけでも呆れちゃうのに、それが
    旨いだなんて、と感じていても、
    「そうですか」というしかない。嗜好には反
    論のしようがない。たとえ、反論しても、「朝
    まで生テレビ」なみの不毛な議論シカうまれ
    ないだろう。”

    目次より抜粋引用
    “タイの激辛インスタントラーメン
     インスタントでフルコースを
     アメリカの美味は世界の美味か
     お湯いらずのラーメンと保存弁当”

     写真かでジャーナリストである著者による、
    世界の多くで食べられているインスタント食
    品とその周辺事情を記した一冊。
     袋の乾めんから冷凍食品まで、カラー写真
    をふんだんに使って紹介されています。

     上記の引用は、好きな食べ物についての一
    節。食べるということに関しては、これに尽
    きるような気がします。人が何を言っていよ
    うが、自分の好きな味は、自分にしか決めら
    れないのでしょうね
     インスタント食品が好きな人が、本書を参
    考に世界のインスタント食品を手に入れよう
    と思っても、出版が1993年とのことですので、
    少し古すぎるかもしれません。
    インスタント食品の歴史資料の一つとして。

    ーーーーー

  • 100205(c 100220)

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著者プロフィール

1955年、熊本県水俣市に生まれる。高校在学中、アメリカ人写真家ユージン・スミスと水俣で出会い親交を深め、写真家を志す。国際基督教大学で文化人類学を学び、以後、アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真、文章を新聞、雑誌に発表。
現在は写真家、ジャーナリスト。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる。人気カレーマンガ『華麗なる食卓』(集英社、全49巻)を監修。
主な著書に、『食の冒険地図』(技術評論社)、『世界の食文化4 ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー』(農文教)、『考える胃袋』(石毛直道民族学博物館名誉教授と共著、集英社新書)、『食の文化フォーラム31 料理すること』(編、ドメス出版)、『食べもの記』『手で食べる?』『食べているのは生きものだ』(以上、福音館書店)などがある。

「2015年 『カレーライスと日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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