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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198608675
感想・レビュー・書評
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『ひらめき脳』がたいへん読みやすく面白かったため
茂木健一郎氏の他の哲学書にも興味がわき手に取った一冊。
哲学書のつもりでひもといたが
各項ごとに著者の思い出にまつわるエピソードがちりばめられており
文体も堅苦しくなく意外にもエッセイ風の軽い読み味。
脳科学の専門知識については難しくは語られず
誰でも理解できるレベルで書いてある。
脳も科学も哲学も学術も研究も
人生や人間というものと常に寄り添ってこそ存在意義があり、
またそういうものなのであるということを
わかりやすい平易な言葉で教え説く。
シナプスの発火にすぎないはずの我々の目の前の現象に
必ず存在するクオリア(質感)の謎を
生涯かけて追求せんとする著者を知るための入門書。