猫の帰還

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198609115

感想・レビュー・書評

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  • スマーティー賞受賞 
    出征した主人を追って旅を始めた黒猫は、戦禍のイギリス各地でさまざまな人と出会う。戦争によってゆがめられた人々の生活、絶望や挫けぬ勇気が、猫の旅によって鮮やかに浮き彫りになる。厳しい現実を描きつつも人間性への信頼を失わない、感動的な物語。戦争文学の第一人者ウェストールによる忘れがたい作品。

  • 2006/12 図書館

  • 出征した主人を追って旅を始めた黒猫は、戦禍のイギリス各地でさまざまな人と出会う。
    戦争によってゆがめられた人々の生活、絶望や挫けぬ勇気が、猫の旅によって鮮やかに
    浮き彫りになる。厳しい現実を描きつつも人間性への信頼を失わない、感動的な物語。
    戦争文学の第一人者ウェストールによる忘れがたい作品

  • 猫に国境は関係ない。もちろん戦争だって、人間の都合にすぎない。この物語は、出征した主人の後を追う黒猫の物語です。彼はただ、第二次大戦の中を歩んでいきます。吉兆だとか、凶兆だとか理由をつけられながらも、足を進めていきます。主人を求めながら。そうして帰り着くのは…。戦争文学の良書です。

  • 第二次世界大戦時の英国が舞台。「英国は戦勝国」のイメージが強いが、英国はナチスドイツの空爆を受け、一般の人々は耐乏生活を強いられていたことも分かる。戦争によって心が荒んだ人、大事な人を失った人、住み慣れた街を、職を失った人、様々な「被害者」の間を、猫はしなやかに、力強く生きていく。

  • 第2次大戦中のイギリス。猫のロード・ゴートは疎開先からご主人のジェフリーを探して旅に出る。猫の旅を通して生きることの素晴らしさが描かれる。これはオススメ。ベストセラーになっていい本だ。訳文も素晴らしい。

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著者プロフィール

1929~1993.英国を代表する児童文学作家の一人。「かかし」(徳間書店)などでカーネギー賞を2回、「海辺の王国」(徳間書店)でカーネギー賞を受賞。

「2014年 『遠い日の呼び声 ウェストール短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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