- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198610937
感想・レビュー・書評
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女の生々しさが溢れるミステリー。
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キャラクタ描写が素敵
(07.9.9) -
2007年9月4日読了。四年前の人気女流作家の死。彼女と関わりのある女性四人が集まり、事件の真相について解き明かしていく。女の怖さ、が味わえる。内容は『ネバーランド』と『夏の名残の薔薇』に似ている。映画化されているようだから、それも見てみたい。どちらかというと舞台化して欲しかったかな。
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映画を観てから原作を読んだ。
この順番で正解だった。逆だと物足りないかもしれない。
映画版は綺麗でとても好きだったけれど、こちらを読んだら恐ろしかった。
大人の女たちの野心だの愛着だの駆け引きだのを描いているにしては濁らずサラサラ読みやすい。 -
2003.10
ナゾの死を遂げた有名女流作家をとりまく女性5人の話。それぞれの視点から見る女流作家との関係などよく書かれている。が女流作家自信の魅力がいまいち。 -
女5人、しかも全員本にかかわる仕事をしてる…なんか妙な緊張感漂ってます。
でもなんだかそれが心地いい。
そして、これはネバーランド読んだときにも感じたけど、恩田さんの小説は出てくる食べ物が全部すごくおいしそう(笑)
この人が書くとお酒もタバコもみんなおいしそう。
映画も観ました!
完璧に映像化してしまうと少し筋が分かりにくかったですが、家の中の様子がすごくリアルで素敵でした。 -
映画見てみたい
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恩田作品によく登場する美少年たちを描いたときとはまた違う、女だけの生々しい世界に新鮮さを感じた。屋敷を舞台にした話としては「ネバーランド」の数倍は面白い。前半ちょっとテンポの悪さを感じたが、後半にかかるにつれ止まらなくなった。
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耽美派女流作家の巨匠、重松時子が薬物死を遂げてから、すでに四年。彼女と縁の深い女たちが、今年もうぐいす館に集まり、時子を偲ぶ宴が催された。なごやかなはずの五人の会話は、謎のメッセージをきっかけにいつしか告発と告白の嵐に飲み込まれ、うぐいす館の夜は疑心暗鬼のまま、更けてゆく。やがて明らかになる、時子の死の真相とは?
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結局どれが真実なのか??
でも面白かった。女5人の緊迫した空気が伝わってくる!なんだか筆者は人間の怖さを熟知しているような感じがしました。