- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198613631
感想・レビュー・書評
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「白馬は西風にいななく」おとぎ話のようで面白かった。ラストがハッピーエンドなのかそうでないのか…。「越女剣」作者の描く女剣士は元気良くていい。日本女性にはないキャラクターを多く楽しめた。
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アジア最強のエンタテイメント作家、金庸の中編小説集。
民族間の壁に苦しむ女傑、李文秀の戦いと悲恋を描いた「白馬は西風にいななく」
武術の奥義が秘められた刀をめぐり、武侠、女傑、達人、小悪党などが入り乱れて活躍する「鴛鴦刀」
呉越戦争の中、越の命運にかかわる謎の美少女剣士を描いた「越女剣」
特に「鴛鴦刀」は、ライトノベル好きな人にオススメ。
成田良悟の「バッカーノ!」が好きな人は、必ず読むべし。 -
鴛鴦刀はシェイクスピア風味。
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短編三作が収められています。
『白馬は西風にいななく』は幼い頃に両親を殺された少女が、西域のカザフ族の村で成長し、武術を身に付け、両親の仇討ちと宝探しに繰り出します。
切ないラブストーリーでもあります。
『鴛鴦刀』は金庸作品の定番と言いましょうかw
謎の宝刀を巡って江湖の達人たちが死闘を繰り広げます。
時代は清朝ですが、どの皇帝の時代になるのか判りません。
『越女剣』は春秋戦国時代を舞台にした異色作品。
「臥薪嘗胆」の故事の越王・勾践が呉王・夫差に雪辱するため、名剣と傑出した剣術を求めます。
伝説の美女・西施(本名は"夷光")と、越の忠臣・范蠡とのラブストーリーでもあります。
おそらくまだ「武術の門派」というのが無い(?)時代なので、武侠小説としては珍しいですね^^
ニン、トン♪ -
金庸長いからこれしか読んだこと無い・・・鴛鴦刀面白い
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金庸の短編集。短編でも武侠エッセンスは充分。『白馬は西風にいななく』『鴛鴦刀』『越女剣』の三作。因みに私のお気に入りは『越女剣』。
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金庸は大好きな作家の一人。中国人のいるところ、金庸の著作有りと言われるくらい、中国でも超有名な作家で、もはや武侠小説の代名詞。ハードカバーは高いので図書館から貸りて読むことが大く、ハードカバー持っているのはこの一冊だけ。最近は文庫入りしている作品も多くて嬉しい。