越女剣: 傑作武侠中篇集

  • 徳間書店
3.57
  • (4)
  • (5)
  • (14)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198613631

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「白馬は西風にいななく」おとぎ話のようで面白かった。ラストがハッピーエンドなのかそうでないのか…。「越女剣」作者の描く女剣士は元気良くていい。日本女性にはないキャラクターを多く楽しめた。

  • 図書館でこの方のコーナーが在ったのでとりあえず短編から、と思いかりてみました。

    中国小説は好きなのです(と言っても古典ばっかですが)。紅楼夢、西遊記、三国志、水滸伝。まあ後の二つは北方謙三氏版ですけれども。と、言うわけで。ちょっとハマるかもとは思っていましたが…確かに面白いですよ!
    個人的には一番最初に入ってるカザフと漢人の切ないお話が…あ、でも鴛鴦刀の夫婦漫才は最高に面白かったし表題の越女剣も昔話みたいで良かったな~ …と言うわけで今度は是非長編に挑みたいと思っております。

  • おもしろいことはおもしろいけど、ちょっと疲れる。 みなさん感情が強すぎだし、なんといっても漢字が多い。名前はなんとなく字面で読むんだけど、技の名前が・・・・。さすが武術の国。 ドラマでみるならおもしろい。

  • アジア最強のエンタテイメント作家、金庸の中編小説集。

    民族間の壁に苦しむ女傑、李文秀の戦いと悲恋を描いた「白馬は西風にいななく」

    武術の奥義が秘められた刀をめぐり、武侠、女傑、達人、小悪党などが入り乱れて活躍する「鴛鴦刀」

    呉越戦争の中、越の命運にかかわる謎の美少女剣士を描いた「越女剣」

    特に「鴛鴦刀」は、ライトノベル好きな人にオススメ。
    成田良悟の「バッカーノ!」が好きな人は、必ず読むべし。

  • 鴛鴦刀はシェイクスピア風味。

  • 短編三作が収められています。
    『白馬は西風にいななく』は幼い頃に両親を殺された少女が、西域のカザフ族の村で成長し、武術を身に付け、両親の仇討ちと宝探しに繰り出します。
    切ないラブストーリーでもあります。
    『鴛鴦刀』は金庸作品の定番と言いましょうかw
    謎の宝刀を巡って江湖の達人たちが死闘を繰り広げます。
    時代は清朝ですが、どの皇帝の時代になるのか判りません。
    『越女剣』は春秋戦国時代を舞台にした異色作品。
    「臥薪嘗胆」の故事の越王・勾践が呉王・夫差に雪辱するため、名剣と傑出した剣術を求めます。
    伝説の美女・西施(本名は"夷光")と、越の忠臣・范蠡とのラブストーリーでもあります。
    おそらくまだ「武術の門派」というのが無い(?)時代なので、武侠小説としては珍しいですね^^

    ニン、トン♪

  • 金庸長いからこれしか読んだこと無い・・・鴛鴦刀面白い

  • 金庸の短編集。短編でも武侠エッセンスは充分。『白馬は西風にいななく』『鴛鴦刀』『越女剣』の三作。因みに私のお気に入りは『越女剣』。

  • 金庸は大好きな作家の一人。中国人のいるところ、金庸の著作有りと言われるくらい、中国でも超有名な作家で、もはや武侠小説の代名詞。ハードカバーは高いので図書館から貸りて読むことが大く、ハードカバー持っているのはこの一冊だけ。最近は文庫入りしている作品も多くて嬉しい。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

金庸(きん よう, Jin Yong)
1924年3月10日 - 2018年10月30日
中国の小説家。香港の『明報』とシンガポールの『新明日報』の創刊者。武俠小説を代表する作家で、本名は査 良鏞。1955年の『書剣恩仇録』から1972年『鹿鼎記』まで、15作の武俠小説を書いた。その多くは本国で映像化されており、日本でも紹介されている。徳間書店が版権を全て買い取り、翻訳を刊行している。

金庸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×