- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198616519
作品紹介・あらすじ
夢と冒険!最強のアクション・ファンタジー巨篇。待望の第2弾。
感想・レビュー・書評
-
昔むかし、あるいは遠い未来。地球とはまったく別の位相に存在する惑星“テーラ”では、意識を肉体 から切り離し、自在に保管、移動する極秘実験“プロジェクト・ナイトメア”が行われていた。究極的 には人類の不死を目指すこの計画は、実験機の五代目“ビッグ・オールド・ワン”の完成により、つい に成功したかに思われた。しかしある日、“ビッグ・オールド・ワン”は大規模な暴走事故を起こし、 “テーラ”全域に異常気象と天変地異をもたらす。人体実験に供されていた凶悪な死刑囚五十人は、意 識だけの存在となって時空の抜け穴を通り、別の世界に逃げ出していった。どこへ?そう、現代の地球 に住む我々人類の、夢の中へと・・・・・・。ドリームバスター(D・B)とは、我々地球人たちの夢 の中に潜り、懸賞金をかけられた凶悪犯たちを狩る、賞金稼ぎたちのことをいう。“大災厄”により孤 児となった少年シェンは、マエストロと出会い、ドリームバスターとして育てあげられる。現在16歳 。実は彼の母親は、彼らのターゲットである凶悪犯のうちの一人なのであった……。(本書より抜粋)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1
-
ドリームバスター2巻。死刑囚や死刑囚が夢に入り込んだDPとの出会いを通して、シェンが過去や弱さと向き合っていく。シェンの母、思ったより普通にやらかしていたので驚いた。なにか理由があるのか、やっぱりそのままなのか。
ファンタジーではあるが、捜査の話や目撃証言についての暗示の危険性なんかは、宮部さんの本領発揮である。しかし、本当に人の頭を覗くことができれば、犯人を間違えることもないし、どれだけ捜査が捗るかと思う。しかし、それ以外では人の頭のなかなんか覗くもんじゃないだろうな。知らない方がいいことはたくさんある。 -
1に比べて格段に面白くなった印象。
世界観にやっと入り込めたのかもしれない・・・(^_^;)
スピナーみたいなのはイライラする(笑)
よくいる雑魚キャラだけど・・・。
うまいように利用されて最後には・・・っていう。
続きが気になります。 -
登場人物が増えた。
シェンがまともに育ちすぎてるのが奇跡に思えてしまう。 -
カバー・本文イラスト / 山田 章博
装丁 / 多和田 和博
初出 / 『SFジャパン』2002年夏季号、2003年冬季号、書下ろし1本。 -
読了メモ
-
宮部みゆきさんの物語はすごく引き込まれる。世界観もリアルで違和感がない。その分、読むときにちょっとパワーがいるのですが。
ストーリーの進行は遅い気がしますが、その分、しっかりと進んでいる気がして、自分としてはこの方がいいです。
気になることが沢山。先が楽しみです。 -
ただのファンタジーじゃないとこがいいよね。
現実世界にある想いをリンクさせて描かれているから、おのずとその世界観に入っていける。
張り巡らされた伏線が、いつ、どういう風に回収されるか、とっても楽しみです。