- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198620639
感想・レビュー・書評
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最高!
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馳星周が児童虐待を書くとこうなるのかと。
どちらが正しいとか、母性・父性の問題ではなくて、支配者・被支配者の関係性、人間のもつ嗜虐趣味や性欲からみることで、浮かびあがってくるものがある。
誰かまともな人間はいないのか。雄介くんを児童相談所へ連れていってやってくれ、と切に願いました。
文体は変えているのかしら。体言止めを多用するより、このほうが好みです。 -
■超久しぶりの馳作品。相変わらず暴力的で乱暴なストーリだけど、根っこにあるのはやっぱり「愛」なのかなぁ。
■刑事でありながら息子を虐待している父親の心が再生していく物語。 -
相変わらず救いがない
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私も子供をかなり激しく怒る時があり。あ…やばいかもと思った。 この人の話はとにかくスピード感がある。この作者からノワールの魅力を知ってしまった。ワルイ男って色気があるから。
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うーん。面白くないわけではないのだが・・・・。馳さんの小説の中ではコメントが難しい本ですね。幼児虐待が最近テレビで報道される中ですので少し考えさせられることがありました。
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児童虐待の心理をめぐる描写が生々しい。池袋〜新宿辺りの追いかけっこもスピード感に満ちている。ただ、追跡が都合良く進みすぎる感もあり。とはいえ、攻守がバタバタと入れ替わり一気に読ませる。
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最初から虐待の描写でちょっとイヤな気持ちに・・。
どうなるのか気になって一気読みしたけど
読後も嫌な気持ちのままでした・・・。
救いがないというか。でも現実はこの物語に近いんだろうな。
私も子供がいるから虐待する気持ちはわからなくもない。
環境次第で誰でもなる可能性があるとは思う。
それでも虐待が快感になるまではちょっと引いた。
そこまでいっちゃえるものなのかなぁ。
子供は何一つ悪くないのに。悲しいね。
あの後どうなったのかが逆に気になる本でした。