ユダヤ製国家日本: 日本・ユダヤ封印の近現代史

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198621216

作品紹介・あらすじ

日露戦争/忘れられた日本の大転機。杉原千畝だけが、ヒーローなのではない!など、『ユダヤ5000年の知恵』のベストセラー著者が日・中・英・米・フィリピン等丹念な取材と調査で集めたニュー・インフォメーションの数々。

感想・レビュー・書評

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  • 確かにユダヤ人と日本人は似ている部分もあるだろうが、ちょっと無理があると感じる箇所が多かった。
    ユダヤ人とキリスト教、イスラム教は歴史的なものがあり、日本人には感覚がわかりづらいところが多い。

  • タイトルからは陰謀論的なものを想像したが、全く違い、比較文明論的な内容だった。
    確かにキリスト教系白人以外で19世紀の間に近代化を成し得たのは、日本人とユダヤ人以外には無いように思う。勤勉で真面目、道徳心が高く異文化に寛容、それでいて他民族に自らの信教を強要しない、約束を守り、清潔である等、確かに民族性も似ている。
    今まで、日本人の特質は多神教である神道の影響が大きいと思ってきたが、それはあまり関係が無いのかも知れない。
    単純な日ユ同祖論とは違う、興味深い比較文明論である。

  • 異なった視点から歴史を探訪したい方にオススメ。普段、ユダヤ人との接点のないわれわれにとっての西洋的価値観はキリスト教に由来するもの。ユダヤ教的価値観は、確かに日本人に受け入れやすいと感じた。好感は持てるが、日本人がやっぱり優れていると再認識した本。

  •  どちらの話が歪められているものなのかそれは自分にはわからない。しかしユダヤという存在が日本の大本にありそれが日本を作ったとなるとやはりこの国はいずれ解体させられる運命にあるとしか考えられなくなる。

     うまく日本を持ち上げて日本があってのユダヤだと思わせたいのだろうがそのあからさまで時に出る上から思想が何とも気持ちが悪い。

     決してユダヤ民族を差別するわけではないが、どうしてもその粘着性にまとわりついたこの国の有末は明るくない感じがする。

  • 先日アマゾンの検索で、たまたま出て来たレビューを読んで興味を持ち、翌日本屋で中味を見て即買いした本。

    題名からはわからないが、日本人として知っておきたいことがユダヤ人の視点で書かれている。(多少ユダヤ人視点が鼻につくかもしれないが)

    そして特筆すべきは、私がレビューで注目した点。まず本を開くと本文の前に写真ページがあるのだが、最初が「A級戦犯とされた東條英機は、ユダヤ難民を救った人道主義者だった!」という言葉と東條英機自身の写真から始まり4ページが東條英機の写真にさかれている。

    そして第一章「ユダヤの第一級の恩人はA級戦犯とされた東條英機」から本文が始まるのだ。

    エルサレムには、ユダヤ民族に貢献した人々を顕彰して名前が刻まれる「ゴールデンブック」という本が展示されており、二人の日本人の名前があるそうである。その二人は日本帝国陸軍軍人の樋口季一郎中将と安江仙弘大佐。特にジェネラルヒグチ(樋口将軍)はラビ・トケイヤーの世代には超有名でコミックもあるそう。その二人を後押ししたのが、上官である東條英機である。

    また杉原千畝にまつわる話も実は歪められて伝えられていると指摘されている。


    イスラエル建国の志士であるトランペルドールは、日本を手本としたユダヤ人国家を建設しようとしていた。日露戦争で捕虜として日本に来たトランペルドールにどのように日本が影響を与えたのかは、日本人として知っておきたいことである。

    「前に進むためには、うしろをよく見なければならない」ユダヤの秘典「タルムード」の諺である。

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