ふたりきりの戦争

  • 徳間書店
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本棚登録 : 34
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198622367

感想・レビュー・書評

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  • 淡々とした語り口がこの人の特徴なのね。ウェストールほどロマンチックではなく、生死のぎりぎりのところをすっきりと美しく切り取ってある。エンヒェンとセルゲイは、そしてアンナは、きっといつか再会すると思った。

  • 2019年2月10日

    <FLUCHT DURCH DEN WINTER>
      
    カバー画/城芽ハヤト
    装丁/鳥井和昌
    フォーマット/前田浩志、横濱順美

  • 第二次大戦末期に田舎に疎開したドイツの少女が、同じ村に強制労働者として連れてこられていた少女と仲良くなり、さらに移送されそうになったロシア人の少年を逃がす計画を立てたら自分も一緒に逃げることにして、終戦まで2人で逃げ延びた、という話。 意欲作だとは思うけど、そもそもなぜ主人公が少年と一緒に逃げることにしたのかよくわからないので、ちょっと感情移入しにくかった。

  • 68点。第二次世界大戦を扱った本としては悪くはないけど、他にもよい作品はあるので、無理して読むような話ではない。エンタメというより史実寄りか。
    も少しエンタメ寄りにしたほうが受けがよかったんじゃないかな。
    恋愛要素とかはなかった。

  • パパは精神の武器を作るのさ。それで、やつらをやっつけてやる!連中は手も足もでないはずだ。
    ユダヤ人問題、ソ連とドイツの問題を小説を通して描かれている。
    なんだか切ないよね。

  • 戦時下舞台の小説は得意ではないのですが、外国のものであれば以前からぽつぽつ読んでいます。
    悲しい感情が読後感に残るだけの物語ではなく、その時代に生きるということが感じられる作品は、私の単純にたのしみむだけの読書の中で成立するからだと思います。

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著者プロフィール

一九三八年、現在のタンザニアに宣教師の息子として生まれ、ドイツのルール地方で育つ。五十カ国以上を旅し、一九六七年から二〇〇一年までは出版社を率い、アフリカやラテンアメリカ等の文学やノンフィクション、専門書を精力的にドイツに紹介することで知られた。一九九八年に発表した作家としてのデビュー作『川の上で』(徳間書店)はドイツでヘルマン・ケステン賞を、日本で産経児童出版文化賞JR賞を受賞した。ほかの作品に『ふたりきりの戦争』(徳間書店)、『心をそこに置け(未訳)』などがある。

「2020年 『ぼくたちがギュンターを殺そうとした日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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