ドリームバスター 4

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198623272

作品紹介・あらすじ

"時間鉱山"に迷いこんでいたヒロム少年と、心中を果たせなかったカップルは生還できるのか?アクション・ファンタジー巨編、待望の第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 三巻目もあっという間に読んだので、四巻目も借りてみる。07年刊行。これ以降、このシリーズを出していない。無駄に寡作で無駄に長い。

    四巻目は、ドリームバスターというよりは、ヒアアフター(来世)バスターという感じである。三巻目の終わりから、シェンとマエストロは時間鉱山に飛ぶ。そこは時間の源泉のそばにあり、湧き出した時間が結晶化しているのだという。そこには地球では仮死状態になっている三人の日本人がいた。今までは夢の「場」が舞台だったが、今回は臨死の「場」が舞台になっているというわけだ。今まで最大の冒険が始まる。

  • まさに待望の新作


    人が恐れているものは
    人が創りだす幻想にしかすぎないということか
    それとも
    幻想こそが一番恐ろしいということか


    現実をはるかに超えた想像の世界
    だからこそ、何が起こるかわからない
    常にハラハラしながら先が気になってしょうがない
    でも一番好きなのはそこにある人情劇

    何てったってシェンが格好いい。


    一体いつまで続くんだろう
    だけど ずっと続いて欲しい
    ずっとこの世界に浸っていたい

  • 宮部さんのおかげで時代物を読むようになった

    そして、宮部さんのドリームバスターのおかげでファンタジーを読むようになった

    次回作ドリームバスター5へと続くようだけど、連作物で、1より2が、2より3が、、、、ってどんどんおもしろくなっていく、それこそドリームバスター

    幅広く多くの人に楽しんでもらえると思う。映画化も期待。

  • ドリームバスター4巻!3巻からの続きで時間鉱山のお話。時間鉱山から帰還せず行方不明になったDB仲間のマッキーを探しに時間鉱山へ行き、そこで出会ったDPのヒロム・ユキオ・キエを置いて帰れず、そこに残ることに決めたシェン。時間鉱山でたびたび姿を現すローズ。時間鉱山が見せる幻覚なのか・・・。シリーズもの大好き!SF系は苦手だけどドリームバスターはどんどん読める。キャラクター達もいいし、いろんな伏線がはられててどうなるのか今後まだまだ楽しみだなぁ。

  • 1

  • 時間鉱山に残ったシェンとヒロム、ユキオにキエ。マッキーと消えたキエを探すため、鉱山のなかに立ち入り、だんだんと鉱山の秘密がわかってくる。2018.11時点での最新刊。
    まさに冒険活劇。宮部さんは若干陰鬱で不思議な世界というのが大好きなんだろう。しかし、ユキオは本当に消えてしまったのか、ローズは本物なのか、だとしたらなにがしたいのか、そういえば消えたリップはどこに行ったのか、理恵子とカキモトはどうなるのかなど、謎を盛りだくさんにしたまま止まっているのが辛い。宮部さんなのできれいに纏めるのだろうが、いつのことになるのやら。霊験お初シリーズも続きが読みたいのにでないし。

  • 時間鉱山とか名前だけでも引き込まれるし、
    シェンもマッキーも、DBの生き様がカッコよすぎる。
    なんだかんだ言って最後まで他人を見捨てず、情に厚く、諦めない。それでもどうにもならない、乾いた哀しみもまた切ない。
    セリフの直後にちょいちょい入ってくる、シェンの心の中の呟き?ツッコミ?にキレがあって面白い。

  • なんと!
    to be continued となってるじゃないか!
    この巻で終わりだと思ってたのに…
    それはそれで楽しみだ!
    けど、次はいつ出るのかなぁ…

  • なんだかまだ続きがありそうな終わり方。
    マッキーに愛着が湧いてきたところだっただけに
    残念です。
    でもそれぞれの心情の変化に涙する場面もありました。

  • ちょっと悲しい終わり方だった。
    でも、現実ってこうだよね。
    色々な複線が張られたままになって、それはまだ回収されないのだけれど、新たな複線も張られて、さらに物語りは進んでいく感じ。
    続きが楽しみ。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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