ヒマワリのキス

著者 :
  • 徳間書店
3.11
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628444

作品紹介・あらすじ

僕は少し変わった女の子、武藤さんにある絵の展覧会に誘われた。なんとなく行ってみたその場所の、景色や空気に覚えがあった。そして、導かれるように姉のルカと再会した。父は僕を養子に出してルカと暮らしているはずだった。父はどうしているのか聞いたら「いないわ。自殺したの」そう小さく言った。それから僕はルカがいるこの家に出入りするようになった。父が遺したこの画廊は閉店している。早く処分すればいいのに。それが出来ないのは、たぶん父のにおいが残っているからだろう…。行き場のない絵が僕たちに多くの言葉を語りかける。一つ一つの言葉が、心と体を優しくさせる物語。

感想・レビュー・書評

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  • これは恋愛小説なのか?ミステリーなのか?どちらでもあるというより、どちらにもなりきれない、という印象を受けた。どっちの描写も中途半端だったからかな。
    美術や歴史の知識がなくてもなんとなく理解できるつくりになっているし、文章もさらさらしてて読みやすいんだけど、読後感が空虚。

  • わかんない。なんもわかんない。

  • タイトルに惹かれて買った本。
    作者が元料理人なだけあって物語にでてくる料理がおいしそう。

  • 小さい頃に離れた姉ルカに偶然出会う大学生の僕の話。

    絵画も料理も好きなので読んでみたのですが
    説明口調な物言いというか考え方が私にはあいませんでした。


    たくさん人が死ぬ、しんみりとした話です。



    「—その人といるといつも一人でいるときみたいに自由な気持ちにさせてくれること。二つ目はわたしを一人でいるときみたいな寂しい気持ちにさせない人」

  • たくさん人が亡くなるのは悲しかった
    もっと自分に芸術 美術 歴史の知識が必要

  • 雪がパラパラと降る土曜日に本をまとめて読んだ。その中の一冊。話の中にどっぷりと入り込んでしまった。面白い。本筋ではないが、主人公が作るピリ辛ピーナッツのつまみでビールが飲みたくなった。

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著者プロフィール

作家・料理家。1981年生まれ。服部栄養専門学校卒業後、料理教室勤務や出張料理人などを経て、2005年『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。同作は芥川賞候補になる。作家として作品を発表する一方、全国の食品メーカー、生産現場の取材記事を執筆。料理家としても活動し、地域食材を活用したメニュー開発なども手掛ける。『ぼくのおいしいは3でつくる―新しい献立の手引き』(辰巳出版)、『もっとおいしく作れたら』(マガジンハウス)、『低温調理の「肉の教科書」―どんな肉も最高においしくなる。』(グラフィック社)など著書多数。

「2023年 『樋口直哉のあたらしいソース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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