学校も会社も教えてくれないお金のこと

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198631963

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすかった

  • 著者は20代、30代のお金の啓蒙に力を入れているファイナンシャルプランナーだ。



    これは私の印象だが、ファイナンシャルプランナーは家計の見直しを生業にしていることもあり、おしなべて個人にとって有益な著作が多い気がする。

    親切で良心的なものが多い。

    本書は、日本が抱える課題を真正面から受け止める本である。

    それは、金融リテラシーの偏りの是正という課題である。

    2020年小学校の教育要録が改訂される。英語教育やプログラミング教育に力が注がれることになる。

    ソフトバンクの孫正義は、過去にこれからのビジネスマンに必要なのは、英語、テクノロジー、ファイナンスと主張している。

    ようやく日本の教育でも英語、テクノロジーについては、注力されることになる。

    しかしながら、いつまでたっても遅遅として進まないのが、金融教育ではないだろうか。

    実はお金に関する良書は世の中に溢れている。小口投資の重要性、自動積み立ての重要性、家計の管理はビジネスそのものであること。

    優れた先人たちが知見を本にまとめている。

    にもかかわらず、日本全体の金融リテラシーのレベルの低さは、何に起因するのか。

    これはもう教育レベルの低さに他ならないと思う。国全体で実施していないことが問題である。

    いくら専門家が良書を出版しても、その知見を受け止められるだけのアンテナがなければ、どんどん埋もれていってしまう。

    義務教育のレベルで金融教育をほどこさなければ、とても貯蓄→投資へのマインド変化など望むべくもないはずだ。

    おそらく本書に書かれている内容は、親が金融関係者や知性ある人なら、

    小学校高学年、場合によってはもっと早く教えられている内容だと思う。

    小学校の図書室の本の選本は誰がやっているのだろうか。

    こういう本こそ早くから触れさせるべきだと思う。

  • 読みやすいし、なるほどなぁーと、思うこと多数なんですが、このかたの語調がとにかく強い。笑笑!断定的。著者が男の人かと思うくらいに強い言い回し。

    あんまりにも強めの語調で、途中途中語呂もおかしい感じもしてくる。

    ためになる本だと思うけども、読み物としてはちょっと違う感じもしないではないかな。笑笑

    説明書みたいな、そんな感じだしものすごい気の強い店員の説明みたいなそんな感じです。笑笑

    娘のための遺言の本らしいけど、こんなすごい強い母さん持った娘ならこれがなくてもうまく渡っていけそうだけど、、、

  • 最近、お金について意識するようになってきたので読んでみた。
    まあ、だいたい聞いたことあることが多かったけど、クレジットカードを持つことにたいしてマイナスな感じで書いてるのはどうなんだろう。お金の管理ができない人ならともかく、お金の管理ができる人ならクレジットカード持ったほうがいいし、むしろ持つべきだと思う(ポイントもつくし、サインレスなら現金で払うより早く精算を終えることができる)。
    この本を読んで初めて知ったのが貯蓄預金というもの(作者も書いてるが、もっといい名前はなかったのか……)。普通預金と定期預金の中間的な存在で、金利も普通預金よりいいらしい。試しに、自分がよく使っている住信SBIネット銀行やじぶん銀行でやってないか調べてみたらやってないらしい。ただ、これらのネットバンクは貯蓄預金を取り扱っている銀行よりも高金利なのだとか。それなら、ネットバンクでよくないか……。この本はもう少し、ネットバンクの利点について書いてもいいんじゃないかと思った。
    後、アメリカでは会社員であっても自分で税金を納めるから、自分がどれだけ税金を払っているかという意識が日本人より高いらしい。だから、政治への関心も強いんだとか。うちの会社もせめて、もっと早く給与明細がでるようになればいいのだけど(先日、交渉してみたけど、まだどうなるかは分からない)。
    ただ、サラリーマンでも確定申告しなければ損することもあるんだとか。例えば、住宅ローンを組んで家を買ったり、年間10万円以上医療費がかかった時など。自分もやるかやらないかは別にして、どうやって確定申告すればいいか勉強してみてもいいかもしれない。
    それと、連帯保証人には絶対にならないと、この本を読んで強く思った。ああいうのって、どういう人がなるんだろうか。

  • 社会人になりたての20代中盤をターゲットにされている書籍。私には、少し物足りなさは残ります。ただ、年代を問わず、お金に関する教育は受けてこなかったので、著者の優しい目線からのアドバイスを受けたかった、と思えました。

  • あとがきでもあったように、大学卒業したての人に向けて最低限の知識を身に着けてもらおうって本だった。
    だったら分かるようにサブタイトルにでもそうつけてよー。
    僕にとってはあまりに常識的なことだらけだった。

    と、不満はあるけれど、僕が20代のときに読んだら、とてもためになったと感じると思う。悪い本じゃない。
    「現金信仰」的なところは合わないけどねー。

  • 読了時間:5時間32分

    お金のことを勉強する為に、本を読み漁っています。
    本書はお金の勉強の導入本として色々なところで紹介もされている1冊だったと記憶しています。
    読み終えた後の気持ち、「お金のことを勉強するって楽しい!」
    あとは日本の制度って案外悪くないじゃん!っていうことが分かりました。

    【読書ノート】学校も会社も教えてくれないお金のこと
    http://www.nonai-install.com/entry/2014/01/16/073732

  • 社会人になったら投資をすべき、人生プランを考えてお金の使い方を変えるべき、等参考になることが多かった。具体的に自分でもシュミレーションしてみたいと思った。

  • とても読みやすく、基本的な内容が網羅されている本。

    ちょっと物足りない感じもするが、
    新社会人向けの本らしいので、このぐらいの内容になるのかな。

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著者プロフィール

ファイナンシャルプランナー。アルファ アンド アソシエイツ代表取締役。 長崎市生まれ。早稲田大学商学部で国際経済を学ぶ。メーカー勤務を経て、1985年、独立系FP会社MMIに入社してファイナンシャルプランニング業務全般に携わる。91年、アルファ アンド アソシエイツ設立。個人向けのライフプラン、保険見直し、家計管理、資産づくりなどのコンサルティング 、金融記事の執筆・監修(単行本、新聞、雑誌など)、FP・金融セミナーの講師など。複雑な金融や保険を、わかりやすく解説する記事や講演に定評がある。累計12万部のベストセラー『20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)など著書多数。

「2016年 『いま、働く女子がやっておくべきお金のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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