- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198637736
作品紹介・あらすじ
セックスに関する情報が様々なメディアに跋扈する現在。初体験の低年齢化をはじめ、少女たちが性の真実を知る機会はあまりにも多くなった。果たして彼女たちはどのようなかたちでセックスを学んでいるのか。10代少女を中心に、フィールドワークによって生の声を徹底集積し、データ分析を敢行。初体験、避妊、妊娠・中絶、性感染症、性犯罪被害の実態まで、10代の娘を持つ親世代はもちろん、すべての大人必読のリポート。
感想・レビュー・書評
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日本の性教育の実態について深く考えさせられました。
低年齢の子どもであってもセックスについて教える事をタブーとしない事が大切。
何も知らない事が性病にかかる確率をあげている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小野寺
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タイトルからどんなエロ話が…とか思ったけど
ものすごく真面目で大事な話でした。
私自身、中学生の時、
保健のテストで高得点を取りながらも
具体的な子どもができるための方法を知らなかったです。
おそらく本とか漫画とかのいくつかの情報から
子どもがどうやったらできるのか、をいつのまにか知っていったようです。
友達には高校生になっても子どもの作り方を知らない子もいました。
それってほんとに危険なことだな、と思いました。
産婦人科とか行くこともなんだか恥ずかしいことのように思ってしまっていたけれど、
一度きちんと見てもらいたいな、という気持ちになりました。
この本で言われているように、
学校教育でもっと詳しく教えてもらえたらいいな、と思いました。 -
少子化云々の前に知識が無いと望まない妊娠や病気になってしまう十代の方々の親世代に宛てた本。座談会の特別でもなく普通な女子の会話なのだがリアル。
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文科省の考えは「寝た子を起こすな」が基本。だから、中高生は、性行為とその結果(妊娠や性感染症)がリンクしない。メディアから得られるエロ情報は「生殖」のためのものではなく「快楽」でしかない。セックスとそれに伴う妊娠・中絶・性感染症などを自分ごととして捉えられるようにならなかったら、これからも泣きを見る女子は減らないだろう。教育の場で教えないのなら、家庭などで「性」をタブー視せずに教えるしかない。自分の体に、そしてその後の人生に多大な影響を及ぼすものなのだから。
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座談会は読み飛ばしてしまった
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10代の本当のセックス事情、無知・思い込み・社会的圧力。統計、家庭事情、レイプ事件の実発生率、学校教育の不備。親の側の世代ギャップ、認識不足。伝えるべきは、バースコントロールという自立力。
20代四人組と筆者の座談会が、教育的にも役立つというか、社会にこういう会話ができる人と機会がよいのにと思いました。社会にとって大事なことなのに、当事者個人の問題にしてしまっている。 -
なんだかどこまで本当なんだろうかね、という感じ。