ヴァルキリー (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店
3.03
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本棚登録 : 101
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198651039

作品紹介・あらすじ

累計130万部突破!
〈ゼロ〉シリーズの著者が放つ衝撃のサスペンス!

怪物的殺人マシーン、元傭兵、公安刑事。
生と死を裁く神は誰に微笑むのか!?

難民問題が深刻化する近未来の日本。
受け入れ派と排斥派が対立するなか、教育施設から脱走した難民テロ集団『モグラ』によるテロ行為が頻発していた。
警視庁公安五課の東郷は、一月後に控えたG20でドイツ首相の暗殺が企てられているという情報を摑む。
暗殺計画の首謀者・村瀬は暗殺者を雇ったというが、年齢、国籍、性別、すべて謎に包まれていた。
その頃、資金繰りに苦しむ会社経営者・香椎のもとに一本の電話が入る。
香椎が元自衛官で、ソマリアで傭兵として暗躍していた過去を知っていた相手は、ある提案を持ちかける。
東郷、香椎、謎の暗殺者――それぞれの思惑が交錯し、死闘が始まった!!

生と死を裁くヴァルキリーは誰に微笑むのか。

感想・レビュー・書評

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  • 何というか人間味を感じない。疑問に感じていた謎も終盤に明らかになるが薄っぺらい。そして物語自体のつながりが悪くのめり込めず気持ちが上がってこないのが作品として1番の問題かと。

  • 日本の近未来だなと、ドキドキ、ハラハラしながら楽しく読み進むも終盤、失速。疑問も多々残された。残念。続編ありそう。

  • 少し登場人物が入り組んでいて読み進めるのに根気がいります。まず、共感したのは向後の社会情勢の叙述です。近未来の日本はこれに近くなっていく嫌な予感がします。そして困窮者施策に携わる身としては考えたくない未来です。こんな世の中になれば福祉施策は無力です。
    ましてや2021年10月31日の総選挙の結果、また、バラマキが公明、自民とも公約され、11月4日現在、実現に向けた勢いがあります。
    人心は荒む一方で、政治や行政にうてる手もオカネもなくなりつつあることこそがこの小説の真の恐怖の源です。

  • 23読み応えのある長編。ちょっと飛躍がありすぎやし人が簡単に死にすぎる。ただ5年後の続編が読んでみたい。

  • 図書館で借りた本。
    近未来の東京の話。こんな近未来が待っていたら子供の将来が気掛かりになってしまう。無差別テロとか洗脳とか。こんな未来がきませんように。

  • 話としては面白いのだが、何か設定も人物も少しずつずれている感じで終始何か落ち着かない。何か評価が難しい作品。

  • 安生さんの書く自衛隊モノや警察モノは、いつもハードボイルドで、将来こうなったらどうしようとビビらせてくれる。
    そしていつも国を必死に守る人達がバタバタと死んでいくのが辛い。
    欲を言えば、黒幕の正体がわかるのが終わりに近く、そこからはアッサリな印象だったのでもう少し粘ってほしかったかな。

  • 9月-17。3.0点。
    ソマリアで海賊掃討作戦に参加した、元自衛隊員が主人公。
    モグラと呼ばれるテロ集団、移民が正体か。翻弄される自衛隊員と、公安のキャリア。

    近未来の物語。うーん、ありそうな題材。読者の裏をかこうとしたのだろうが、凝りすぎて黒幕との絡みが中途半端になった感じ。
    アクションシーンは、さすがの描写。

  • よくあるストーリー
    謎も最後まで期待持たせた割には陳腐。
    なんか薄っぺらい

  • 2020.10.31

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著者プロフィール

1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』にてデビュー。同作から続く〈ゼロ〉シリーズは、累計130万部を超えるベストセラーに。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。著書に『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎文庫)、『ホワイトバグ 生存不能』(宝島社)、『不屈の達磨』(角川春樹事務所)などがある。

「2022年 『首都決壊 内閣府災害担当・文月祐美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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