10センチの空 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932015

感想・レビュー・書評

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  • 余りにも幼稚。この小説の前に読んだのが奇しくもタイムスリップ(タイムトリップ)を扱った浅田次郎の「地下鉄に乗って」。酷な比較か⁈
    これは助言です。地球の昼と夜を分けるのは北と南ではないです。出版社もしっかりチェックしてあげて!

  • 初めは覇気のない僕にあまり興味が持てなかったが、ラジオへの投書からファンタジーのような物語が進んでいき、興味深くなっていった。

  • 2007/10
    少しだけ空を飛べる力。
    なんのため、なにがきっかけで?
    過去を紐解き、将来につながって行く。

  • 浅暮三文さん。初読み。
    ブクログの談話室で勧められていて手に。

    サクッと読める。

    共感や感情移入できる本ではなかったし、のめり込める本でもなかったんだけど…、

    「きっと人間は昔、誰でも空を飛べたんだよ。ただほとんどの人が能力を半分づつ減らしていく内にその高さが限りなくゼロに近づいてしまった。だから僕が君に飛ぶ力を半分あげるってのは君をちょっとだけ元に戻すってことなんだよ、きっと…」
    「…でも少ししか飛べないってことは、それだけ仲間がたくさんできたってことだから喜ぶべきなんだ。…」
    これ、いいな~。この発想、すごく好き。
    ラストもいい終わりかた。
    浅暮三文さん。好きになりました。

  • 2011/07/26 読了

  • 僕は空が飛べる。だった10センチだけ。

  • なぜ自分は10センチしか空をとべないのか。
    それはまるで重たい帽子をかぶっているみたいだ。
    この帽子が取れれば、もっと高く飛べるのではないか。

    高く飛ぶために過去の記憶を辿り、過去を旅する・・・

    すると分かってきた
    「10センチしか飛べない」のではなく
    「10センチも飛べるのだ」ということ。

    なぜ自分は10センチも飛べるのだろうか。

  • 10センチとはいえ空を飛べるということを登場人物達が普通に受け入れている点はやや違和感があるが、爽やかな青春小説だった。

  • 素敵な青春ファンタジー小説。この中の一部は
    中学生の教科書に教材として掲載されているそうです。
    自分のような人間が読むと、後悔や過去に置いてきた
    「大切」なものや失ったものの大きさに、
    打ちのめされそうになります。
    だから今作を読む若い彼等には、そうならないように。
    そして思い出しても取り返す事、取り返そうと努力する事で
    現実は変わるし、壁は壊せるって事が伝わるよよいな...と。
    そして...願わくば一緒に「飛べる」仲間や大切な人が
    見つかりますように。

    「フリー・アズ・ア・バード」を聴きながら!

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著者プロフィール

1959年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、コピーライターを経て、98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。

「2022年 『我が尻よ、高らかに謳え、愛の唄を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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