- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198932343
作品紹介・あらすじ
新村あさひと須賀みずきは大の仲良し。ひどく内気なみずきは、あさひと先生以外、ひぐらし幼稚園の誰とも口をきかない。そんなある日、徳永ひかりが転入してきた。とても素敵な女の子。二人とも彼女のガラスのように澄んだ目と声に惹かれる。でもそれは「恋の試練」のはじまりだった…。恋の不思議と世界の残酷。夏の緑豊かな園庭で繰り広げられる、ひと夜の心揺さぶるファンタジー。
感想・レビュー・書評
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人間って、あとにもさきにもいけないんだ。
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童話?
著者石田衣良さんのお子さんが年長だったころに生まれた物語。
年長さんの恋。
それは、初めての恋。初めての三角関係。
ひと夜の出来事。
園丁により与えられし、3つの恋の試練。
人を愛することは罪作り。
愛を成熟させることは時に誰かを傷付ける。
決して報われない恋に堕ちたなら、自分に突き通す優しい嘘で心は空っぽ空っぽ。
誰を選んで生きていきますか。
そんな痛みは、子どもはまだ知らんでよろし…。笑
2018/11/12 -
ひしひしと怖さが、、
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絵本だとは知らずに図書室で借りてしまった本。
でも子供むけじゃなくて、大人むけだなって思いました。 -
石田衣良さんが、素晴らしい作家さんなのは知っている。
石田衣良さんの小説から読むべき。
幼稚園児が恋の試練を教えられるファンタジー風なのだけど、
歌劇、魔笛のパパゲーノを聞きながら…のくだりから、あれ?石田さん?と思ってしまった。 -
絵本風
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主人公は幼稚園児なんだけども、シュール。
時に、子供の素直さ純粋さって、この世で一番残酷だったりするよな。
子供の一週間とか、大人の一年くらいな感覚だよな。