剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198934613

感想・レビュー・書評

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  • 足利義輝という題材と書店でちらっと読んだ感じが悪くなかったので上中下とまとめて購入したのですが、全体的な中身は個人的には期待外れ。
    それでも序盤は面白く読むことはできたと思います。が、ところどころ、いわゆるヒロイックファンタジー系のラノベにありがちなキャラクターを賛美する傾向が散見されます。後書きなんかでラノベ出身の作家ということで納得。
    そういうのが好きな人は違和感なく読めると思います。

  • 古本屋でまとめ買い。
    最初は戦国初期が不勉強なのでとっつきにくかったけど、ぐんぐん進む。
    悲劇的な結末が見えているけど、将軍として義輝がどんな成長を遂げていくのか楽しみ。
    それにしても明智光秀て便利な男だなぁ。

  • 宮本昌孝 著「剣豪将軍義輝(上)」を読みました。

     室町幕府第十三代将軍 足利義輝の生涯を描いた歴史巨篇。既に将軍の権威は地に落ち、世は下克上の乱世を迎えていた。そんな時代に十一歳で将軍となった義輝は、己の無力さを知り、天下一の武人となるべく剣の道を究めようと、修行の旅に出るのであった。

     戦国時代の足利将軍というと、戦国大名に利用される弱い立場のお飾りというイメージしかありませんでしたが、この義輝の存在を知り、とても新鮮に、そしてとても魅力的に感じました。

     己の無力さを恥じることなくさらけ出し、天下万民を治めていくために、強さを求めていく姿は、乱世の中にあって、一筋の光が差し込んでくるような希望を感じさせてくれました。

     また、これから迎える戦国時代に活躍する人物たちが物語の端々に現れ、義輝に関わっていくあたりは、歴史小説の醍醐味を味わわせてくれています。

     上巻では、修行に旅立つところまで描かれていましたが、いよいよ次巻でどのような活躍や成長が見られるのか、とても楽しみです。

  • とりあえず一冊目完。
    義藤がどれほどの剣技を身に付けたのか今のとこ未知数だが、その片鱗がうかがえた。

    中巻では、歴史上の有名人物の活躍や、義藤の躍動ある剣義に期待♪

  • 犬神人って出番あれだけかよw
    魅力的な設定だと思ったんですが…

    ともあれ、屈辱的な敗戦をバネに、強くなることを誓う義輝。

    熊鷹、鬼若等魅力的なライバルキャラ配置も良いですね。

  • 地の文というか状況説明が多くてストーリーを追うのに一苦労。まずは人物紹介と状況整理ってことなのかな・・・次行こう。

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著者プロフィール

1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

「2023年 『義輝異聞 将軍の星 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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