満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938994

感想・レビュー・書評

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  • これは素晴らしい。平安の人々の生き様が感じられた。定朝の人間らしさもわかって、感動。

  • http://wp.me/p7ihpL-hu

    天才仏師定朝は、その天賦の才にも関わらず造仏への疑問・煩悶がある。仏はどこにいるのか、自分の作る仏像には意味がないのではないか。叡山の若き僧侶隆範との出会い、藤原道長を中心とした当時の貴族社会の人々の人間関係と関わりながら、定朝の彫仏はいずれに行き着くのか。

    登場人物が全てキーとなっていて、全ての伏線がきれいに収束していく気持ちよさのような読後感があった。

  • 史実の話ではと思わせるストーリー展開

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著者プロフィール

1977年京都府生まれ。2011年デビュー作『孤鷹の天』で中山義秀文学賞、’13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞、新田次郎文学賞、’16年『若冲』で親鸞賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、’20年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、’21年『星落ちて、なお』で直木賞を受賞。近著に『漆花ひとつ』『恋ふらむ鳥は』『吼えろ道真 大宰府の詩』がある。

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