- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198940003
感想・レビュー・書評
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短編集。どの話も暖かい内容で心癒されます。
丁寧な語り口も物語にあっていて良かったです。
ただそこにあって見守ってくれている、植物の優しい気持ちが伝わってきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ことばのすみずみまで、やさしくみずみずしく、あたたかい
それは、そこに在り続けるものの強さ、かもしれない
緑の歌声の中にいられたら、気持ちいいだろうな -
今回は「旅」をテーマにした花咲家の物語。
いつもの日常から、一歩、外の世界に飛び出したことで、りら子ちゃんや桂くんの成長を垣間見た気がしました。
今回は、さびしさの溢れるお話、人生や生き方に迷い悩むお話、シビアで辛い話題のあるお話…草木に様々な種類があるように、色々な形のお話がつまった連作短編集ですが、どのお話も優しさやぬくもりがあふれていて、明るい兆しが見えているものばかりでした。 -
花咲家シリーズ第3弾。
花咲家の2巻にあたる前作『花咲家の休日』をすっ飛ばして読んだからか、りら子や桂が大きくなっていて驚いた。
「茸の家」がよかった。(思いがけずだけど)小雪が旅をする日が来るなんて。
それにしても、村山さん、白猫がお好きなのかな。結構、白猫率が高い気が……。 -
木太郎さんと琴絵さんの話、猫の小雪と猫又、草太郎さんの冒険、りら子が出会った楠の木に溶け込んだひとと家族、桂と先生の優しい物語。1番好きだったのは最初の木太郎さんと琴絵さんの話。やっぱり亡くなった人に会えるこの感じはいつ読んでもたまらなく好きだしたまらなく泣けます。それ以外だって村山さんの優しい話にほんわかした気持ちになります。茉莉亜、りら子、桂みたいに素敵な人になりたいし、こんな素敵な人たちに出会いたい。
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花咲家の人々が様々な行先で遭遇する不思議な出来事の連作短編集でした。
最初の木太郎さんからもらい泣きしそうになった。
小雪もイイ。
このシリーズは、毎回心温まる物語を提供してくれます。 -
相変わらず温かい物語。
今回はいつもみんなを穏やかに見守る木太郎さんがメインになったり、まっすぐきっぱりと進むりら子が悩んだり、泣き虫だった桂が成長していたり、成長した花咲家、いつもとは違った花咲家が見れました。
やっぱり素敵で羨ましい花咲家の力。
最近植物を枯らしてしまったので特にそう感じる。
草木だっていつも楽しそうにしているとは限らないと思うけど、話してみたいな。 -
娘が拗れてきました。お父さんが嫌いな時期ってありますね。いいお父さんなんですがね。ちょっと不思議系でよく分からない人で、読んでいても気持ちが添い辛い人です。
このシリーズは不思議の能力が凄すぎて、ちょっと拒否反応が。 -
花咲家の人々はみんなどうかと思うくらい優しくて、やっぱり世の中には優しさが必要だよなぁとしみじみする。