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- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198941062
作品紹介・あらすじ
警視庁鑑識課に勤務する松原唯は、繁華街で見つかった不審な死に方をした女性の事件を担当する。
警察内部の軋轢や、自分自身の過去と現在、様々なものに向き合いながら、彼女は事件の真相へ近づいていく。
シリーズ第三弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ第3弾。
主人公の松原唯は、亡くなった恋人の影を引きずっている。
仕事だけが彼女の生き甲斐になっている。
その姿は危うい。
しかも、女性の警部ということで、嫉妬されている部分もある。
今回も関わった事件で嫌がらせや邪魔を受ける。
助けてくれる仲間がいるのが救い。
今回の事件は唯が個人的に、容疑者とされる人物と深くかかわり合う場面がある。
それだけに切ない展開となっているのかも…
2023.10.27詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北林優『鎮静剤 警視庁鑑識課』徳間文庫。
シリーズ第3弾。やはり主人公と事件の中核がはっきりせず、散逸的なイメージしか残らない作品だった。贅肉が多過ぎるのだ。描きたいことは山程あるのだろうが、そこをグッと抑えてこその小説ではないだろうか。故人に鞭を打つつもりはないのだが、贅肉を削ぎ落とせば凄い傑作になったはずなので、非常に惜しいのだ。
警視庁鑑識課に勤務する松原唯は繁華街で見付かった女性の不審死事件を担当する。唯は警察内部の軋轢、自分自身の過去と現在と向き合いながら、事件の真相へ近付いていく…
シリーズは第4弾の途中まで描かれたところで著者の病死により絶筆。残念…
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