- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199004407
感想・レビュー・書評
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DEADLOCK3作目
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シリーズ完結編を読み切れて本当によかった。
読み終えた後は何とも言えない感情に包まれた。何と言ってもこれまで敵と思っていたコルブスにこれまで同情心を煽られた自分にびっくりした。
「幼い頃から人を殺すことを褒められて育てられてきた。どう思う?」
そんな感じのフレーズを見たとき、胸が締め付けられた。何で人間ってこんなに残酷な事を平気でできるのだろうか。この本の中だけに留まらず、世間ではこれに似たような事はたくさん起こってる。でも、自分はそんな残酷な現実とは無関係な所で幸せな時を過ごせている。この矛盾した感情に結論は出せないのだが、考えさせられる。
キャンプからユウトとディック、コルブスの3人で逃げている時、自然と全員が助かるように祈ってしまってた。ネイサン(コルブス)の最後のシーンは涙が止まらなかった。
ユウトがディックへ会いに行くシーン。もどかしくて、切なくって。でも、ディックがユウトを呼び止めた時の描写はそのシーンが鮮明に浮かび上がるくらい感動して、まるで自分がユウトになってしまったかのような錯覚を味わった。ラブラブになれて本当によかった。
犬の名前がユウティとかウケたw
いつまでも2人が幸せである事を信じて…。 -
このシリーズ最終巻まで一気に読んでしまった。読ませるBLです。
恋愛面においてディックが意外にモタモタしているというか意気地がないというか…ユウトを強引にかっさらって欲しいという思いもあったりなかったり。
ロブいいやつなのになびかないユウトは一途だけどロブが可哀想で…幸せになってほしいなぁと思った。
犬のくだりが彼のへなちょこ具合を物語っている気がした(笑) -
この巻のカラー絵を文章読み終わるまで見ないという縛りを決めて読みました!
もう…どっと出た涙は忘れられませんっ^^ -
ついに最終巻。寂しいけど、感動的なラストでした。
でも、最後のディックがもたもたしてユウトが可哀想だなぁ・・・と。