守護者がめざめる逢魔が時 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 129
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199006913

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったー!BLでここまでホラーなのってそんなにないと思うので、なんか新鮮でした。元々ホラー好きだし怖いシーンとかはハラハラドキドキで楽しかったです!全体的に、恋愛よりもホラーメインな感じだったのでそこは物足りなかった;なので、ぜひとも続きをお願いしたいっ!弟や、霊能者たちが絡んだお話をまた読みたいです。

  • 総合評価:★4.8
    夏になったら読もうと思っていたホラーBL小説。
    怖いという噂は聞いていたのですが、読んでみて分かりました。なるほど、これは確かに怖い…!
    それもそのはず、作者の神奈木智先生は大のホラー好きなんですね。(あとがきで知りました笑)

    そういう理由もあってかこちらの作品はBL小説とは思えないくらいホラー部分がしっかり怖い!しかも作中に出て来る霊現象の幾つかはご友人の体験談を元にしたんだとか。まさかの実話…!アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
    でも、少々グロテスクな描写もあるのでそういうのが苦手な人はちょっと無理かなーと思います。私はそういう点も含めて凄く楽しめましたが(笑)

    脇キャラも魅力的でしたし、特殊能力やバトル要素もあって最後まで飽きさせない工夫がされていたと思います。若干、中二っぽい感じもありますが、今で言う呪●廻●みたいな雰囲気の作品なのでそういうのが好きな人にはたまらない作品なんじゃないかな、と思います。

    因みにこちら全6巻シリーズなんですが、1巻では清芽と凱斗の本番シーンはありません。それ以外にも幾つかの謎を残したまま終わっているので早く次の巻が読みたくて仕方ありません!(ネットで早急に2巻〜6巻までポチりました笑)
    ホラーBL小説、しかもシリーズものだなんて滅多にお目にかかれないので長く楽しめてありがたいですね。こういう冒険心あふれるBL小説がもっと増えてくれれば嬉しいんですけど…(´・ω・`)

  • ホラーBL読みたいな〜と思って探してたら見つけた作品。エンタメホラーとしてもBLとしてもめっちゃよかったです!作者さんがホラー大好きとのことなので作中に出てくる心霊現象が怖くてよかったし、主人公の清芽と攻めの凱斗のロマンスも相まって読み応えのあるお話でした。オカルトや歳の差や再会ものっていう好き要素しかないしほんとおもしろかったので満足感がすごい…。夏に読むのにぴったりの本でした。ふたりのロマンスはまだ始まったばかりといった感じなので続刊も読みます!

  • ホラーものとして夏にぴったりな感じで読めました。

  • 今の季節にぴったりなBLオカルトホラー物。このジャンルだと夜光花さんが第一人者ですが、神奈木さんも怖くて面白い!テンポ良くサクサク読めて読後感も謎を残しつつスッキリ。しいて言えばまだBLのB止まりでL要素は以下続く!が身悶えます。

  • 読みごたえがあって面白かった~!
    本格的なホラー×BL
    登場人物が多いので、すこし心理描写は物足りなく感じましたが(好みの問題かも)シリーズということで、続きに期待です。

  • 久しぶりにBL小説が読みたいなと思い、Amazonで検索。

    > BL版ゴーストハント、と、言うべきか・・。

    というレビューの一言で購入を決定。BLというか、この手のタイプのラノベは久しぶりだったせいか、おもしろ過ぎて切れず、一気に読んでしまった。
    小野主上の「ゴーストハント」はレベルが違い過ぎて比べるべくもないが、BL小説とは思えないほど男同士の恋愛よりも霊能者の話に重点が置かれていて、キャラは王道ながらも骨太なストーリー展開で、物語の構成もしっかりしていて謎もあり、BL抜きで充分おもしろかった。
    星5つでもいいくらいなのだけど、最初のせいか少し話がワチャワチャしている感があって、ホラー現象よりもキャラ同士のイザコザに重点が置かれていた感じなので、マイナス1。

    しかし、あとがきに書いてあった「明良がチート化」って意味わからなくてネットで検索しちゃったよ。(^^;) 最近の新しい言葉にはついていけないわ~。( ̄ω ̄;)

  • 怖かったけど読み応えがあって、とても面白かったです。
    主人公は大学生の清芽。御影神社の長男で霊能力に優れた一族の一員なのに、まったく霊感がありません。それに比べて弟は最強の霊能力の持ち主。それがコンプレックスになっています。
    おっとり、のんきな性格で、街中で偶然怪我をさせてしまった凱斗に、まんまと除霊の仕事に同行させられてしまいます。

    ホラー好きにはツボな設定でした。BLの添えもの程度の扱いではなく、かなり本格的で怖さもしっかりあって、ワクワクドキドキがてんこ盛りでした。
    幽霊屋敷に集合した「霊能力者戦隊」のメンバーがみんな個性豊かで、にぎやか?で楽しかったです。
    そういうオカルト的な要素が強かったので、BLとしてはちょっと薄味だったような気がするんですが、シリーズ化の考えがあるとすれば小出し体制になるのも仕方ないですね。
    とは言え、清芽の凱斗に対する過剰な意識は読んでいて楽しかったです。凱斗にからかわれて動揺したり、うろたえたり反応がいちいちかわいくて…ww
    自分の力を自覚するうちに、凱斗との関係も少しずつ進展していくからませ具合もよかったです。そして、そんなお兄ちゃんと凱斗との関係をしっかりチェックしているブラコンな弟、明良もいいキャラでした!今回はあまり登場していないので、今後活躍することになるんだろうな、と想像。
    ホラーとは別に、弟と凱斗が清芽をめぐって火花を散らすというところも見ものです。

    イラストがみずかねセンセで美麗でした。どのキャラもステキすぎる…!

    まだまだ、清芽の霊力に関しては不明なことが多すぎるし、凱斗との関係もこれからな感じです。今後の展開がとても楽しみ。

  • BLと言われればそうかもしれないけれど
    ホラー小説といわれればそうかもしれない。
    でもすっごく面白かった。
    主人公は霊感皆無の美青年。
    登場人物は誰もが霊能者。
    怪しい雰囲気の執事。
    デロデロ、ドロドロ、ズルズルの幽霊達(笑。

    色っぽい場面はあまり無いけれど、ホラー要素は満載だったような。
    ハラハラドキドキさせられながらも、凄く楽しく読めました。

  • 凱斗さんそれストーカー(笑)
    続きがありそうなので、出てほしいなあと切に希望。

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著者プロフィール

1994年『透き通った空の破片』でデビュー。BL作家。代表作『守護者がめざめる逢魔が時』(キャラ文庫)では、難しいとされるBL×ホラーに挑戦し、新たなジャンルを開拓した。

「2017年 『ちび神さまの初恋むすび 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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